歯磨きにどれくらい時間をかけていますか?

 

こんにちは。

川崎市中原区の歯医者「武蔵小杉コモンズ歯科」の歯科衛生士です。

皆さん、普段歯磨きの時間はどのくらい行なっていますか?

よく歯磨きの時間を患者様に聞かれることがあります。

一人一人の歯並びや歯の本数、歯の形状、歯茎の状態などにもよりますが、最低でも5分くらいは行って頂くことをお勧めしています。

歯ブラシは何を選んだらいいかわからない?

歯ブラシを買うときに裏の情報をどのくらいの方が見ているでしょうか。

歯ブラシは毛の硬さや長さ、毛の材質、毛の形によって様々なものがあります。また持ちやすさが磨きやすさにも影響したりもしますので、持ち手の部分である柄の材質によってもまた異なります。

例えば歯周病の状態である歯は歯周ポケットが深いので、毛先が細く長い歯ブラシの方が歯周ポケットに入り、ポケット内の清掃ができるなど、歯ブラシは一つ一つ様々な目的で作られています。

歯ブラシのみで行ってませんか?

また「歯磨き」と一言で言っても、歯ブラシのみで済ませる場合や、他の補助的清掃用具(デンタルフロスや歯間ブラシなど)を用いて歯磨きを行う場合とで、かかる時間も変わってくるかと思います。

歯ブラシのみを使用して歯磨きをした場合、プロがどんなに頑張って磨いても約6割しか歯の表面汚れ(プラーク)は落ちません。

歯ブラシだけで歯磨きをしてませんか?

歯ブラシにプラスして補助的清掃用具を用いることでやっと約9割の歯の表面の汚れが落とせます。補助的清掃用具は様々な用途に用いられるものがあり、一人一人の歯並び、歯周病の状態、入れ歯やブリッジ(連結した被せ物)があるなどによって、用いるべきものが異なります。

また、補助的清掃用具で有名なデンタルフロス一つをとっても、好きな長さに切って使える糸タイプと、把手付きの糸ようじタイプなどの形状の違いがあるだけでなく、ワックスが付いていて歯と歯の間の通りが良く操作しやすいものや、アンワックスタイプと言って、ワックスが付いていなく何本もの細い繊維に汚れが絡みつき落とせるものもあります。大まかに分けても4種類に分別されます。

これらの種類の違いに加えて糸の太さもものによって様々です。

結局歯磨きは何を使ってどうすればいいのか?

こんなに種類や方法を伝えられてしまうと、何をどうすればいいの?と困ってしまうと思います。

まずは、ご自分の歯に合った歯ブラシ選びや歯磨き方法、補助的清掃用具を知り、正しく使い、汚れを落とせる歯磨き習慣を身につけられるようになりましょう!

他にも歯ブラシの動かし方や歯磨きの方法、用いるべき清掃用具は一人一人によって異なるので、このブログで伝えきれないことが多くあります。

当院では一般的な歯科治療だけでなく、患者様一人ひとりに寄り添い、必要な情報を説明し、歯磨き指導や、予防のクリーニングやメインテナンスなどをしっかりと行っております。

患者様のセルフケアと私たちのプロフェッショナルケアを併用して、健康的な口腔衛生状態を保ちましょう。