歯周病について

こんにちは。
川崎市中原区の歯医者「武蔵小杉コモンズ歯科」の歯科衛生士石原です。
4月11日に無事開業し、約1か月が過ぎました。
毎日多くの患者様に検診やクリーニングでお約束を頂いております。
ありがとうございます!
今回、多く方が一度は耳にしたことがある歯周病について説明をしていきます。

歯周病とは

歯は歯茎や顎の骨に支えられています。それが歯周病菌の感染により炎症や出血が起こり、骨を溶かしていく病気のことです。ある程度歯周病の進行が進まなければ(中度や重度)自覚症状はありません。
進行してからだと歯周病治療のみで治すことが難しくなるのと、最悪の場合歯を抜く可能性があります。

歯周病の原因

お口の中には常に多くの細菌が住んでいます。普段は悪いことをしない細菌でも、ブラッシング(歯磨き)が不十分だと歯の表面にくっつきます。
これら細菌が集まったものを歯垢(プラーク)といい粘着力が強くうがいでは取れません。
この細菌の中に歯周病の原因菌がいて、どんどん歯周病が進行していきます。
歯石は直接の原因では無いと言われていますが、歯石の表面が粗造なので多くの細菌が着きやすい環境を作ってしまします。

治療法

まず歯と歯茎の境目には溝があるので、その溝の深さを測定していきます。
深さや出血の有無によって健康な状態・歯肉炎・歯周病の程度を調べます。
その後、歯茎よりも上の見えている歯石(歯肉縁上歯石)を除去してから、歯と歯茎の境目の深いところにある歯石(歯肉縁下歯石)を除去します。
あと、すごく大切なのがブラッシング(歯磨き)です。
ブラッシング指導もとても大事な治療なので必ず細菌に色を付けてご自身の磨き残しを見ていただき、現在のブラッシング状況などを聞き、患者様に一番合ったセルフケアの方法をご提案していきます。
それを患者様はご自宅に帰って毎日行うことが必要です。

重度になると歯石を取るだけでよくならない場合があり、歯周外科治療という歯茎を切開して歯石や細菌に感染している歯茎を取ります。

 

症状が無い方でも歯のクリーニングを定期的に行うことと、健診の時にはしっかりと歯周病の検査の結果を聞きましょう!!!
歯周病は気づかない間に進行している恐ろしい病気なのでこのブログを機会に歯医者さんへ!

武蔵小杉コモンズ歯科は土日祝も営業していますので、検診やクリーニングなどお待ちしております!