「マウスピースで歯並び矯正ってどんなメリットがあるの?」
「マウスピースは痛くないって言ってるけど本当?」
などと疑問に思っていませんか。マウスピース矯正は透明度が高く、従来のワイヤー矯正と比べても、目立たずに歯並びを治せる治療法です。
その一方で「本当に目立たない?」や「安全性は大丈夫なの?」と不安になることもあるでしょう。
そこで、本記事ではマウスピース矯正のメリットやデメリットを徹底解説します。マウスピース矯正で知っておくべき見た目の印象や歯並び矯正する流れも紹介。
これからマウスピース矯正を受けようか迷っている人は、ぜひご覧ください。
※この記事は、日本矯正歯科学会、日本歯科矯正専門医学会、日本成人矯正歯科学会、日本臨床矯正歯科医会その他医学論文の情報を参考にしています。
目次
マウスピースで歯並び矯正をする際のおすすめ5選
ここまで読むと、マウスピース矯正を受けてみたいところでしょう。以下では、人気が高いマウスピース矯正おすすめ5選を紹介します。
マウスピース | 公式サイト | 値段目安 | 通院頻度 | 特徴 |
![]() キレイライン | 公式 | 月額:3,000円〜 (約17.6万円〜46.2万円) | 1ヶ月半に2回 3ヶ月に2回 | リーズナブルに短期間で矯正ができる |
![]() ALBA歯科 | 公式 | 月額:3,500円〜 (約29.7万円〜79.2万円) | 1~3ヶ月に1回 | インビザラインの症例は全国トップクラス |
![]() WITH DENTAL CLINIC | 公式 | 月額:6,000円~ (約33万円〜93.5万円) | 1ヶ月に1回 2ヶ月に1回 | 治療終了まで追加費用なし |
![]() ゼニュム | 公式 | 月額:6,800円〜 (約32万円〜66万円) | 通常1~2回 | 30万円台〜できるマウスピース矯正 |
![]() hanaravi | 公式 | 月額:4,700円〜 (約33万円〜66万円) | 最低1回 | 原則、通院不要のマウスピース矯正 |
上記のマウスピース矯正から最適なものを選ぶのがおすすめです。
キレイライン|提携医院が多数ある
引用先:キレイライン矯正
キレイライン矯正の基本情報 | |
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目安費用 | 部分矯正 176,000円〜462,000円 |
全体矯正 - | |
初診料 | 3,300円 |
再診料 | 3,300円 |
追加費用 | リテーナー:22,000円〜66,000円 ※6回以上で無料 |
矯正範囲 | 部分矯正(前歯上下12本) |
医院数 | 全国100院以上 |
キレイラインは初回2万円からお試しスタートできるマウスピース矯正メーカーです。患者から悩み相談が多い出っ歯や八重歯などの症状にも対応しており、前後6本の部分矯正に特化しています。
部分矯正に絞っていることから、初回は2万円からのお財布に優しい金額で治療を始められます。
キレイラインで相談を受けたい人は、提携クリニックで受診可能です。全国100以上の医院で相談を受けられるため、今すぐ以下からチェックしましょう。
※保険適用外の自由診療となります。
※効果には個人差があります。
※キレイライン矯正に限らず、すべての矯正歯科治療において、治療終了後は後戻りを防ぐため保定期間が必要です。
\お試しが22,000円から/
ALBA(アルバ)|マウスピースの装着感が良い
引用:ALBA(アルバ)
ALBA(アルバ)の基本情報 | |
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費用目安 | 部分矯正 297,000円〜517,000円 全体矯正 682,000円〜792,000円 |
初診料 | 無料 |
再診料 | 無料 |
追加費用 | リテーナー:33,000円~44,000円 |
矯正範囲 | 全体矯正 |
医院数 | 19院 |
ALBA(アルバ)は東京・神奈川を中心に20店舗を構える歯科クリニックです。痛みの少ない治療をモットーに、患者が安心して通えるクリニックづくりに努めています。
ALBAでは歯並びに悩みもつ患者向けにマウスピース矯正を提供しています。出っ歯やすきっ歯など、見た目で気になる症状をマウスピースで改善可能です。
部分矯正と全体矯正の両方に対応しているため、患者の症状によって費用も変わります。ALBAが取り扱うマウスピースは世界トップシェアのものです。患者からも「付けやすい」と評判があります。
高品質なマウスピースで装着したい人は、ALBAで無料相談を受けましょう。
\土日祝日も通院できる/
ウィズデンタルクリニック|口腔内の清潔さも意識できる
ウィズデンタルクリニックの基本情報 | |
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費用目安 | 部分矯正 363,000円〜484,000円 全体矯正 693,000円〜847,000円 |
初診料 | 無料 |
再診料 | 3,300円~5,500円 |
追加費用 | リテーナー:33,000円 |
矯正範囲 | 部分矯正、全体矯正 |
医院数 | 1院 |
ウィズデンタルクリニックは代官山に店舗を構える歯科クリニックです。歯並びを整えたい患者のニーズに応えて、マウスピース矯正で見た目をきれいに矯正できます。
ウィズデンタルクリニックでは、口腔内の詳細データを取得しています。データをもとに、患者に合ったマウスピースを作成。完全オーダーメイドなので、口腔内の清潔さもしっかり保てます。
料金も明朗で、予算に合わせて納得いく金額で矯正が可能です。カウンセリングは無料なので、まずは気軽に相談しましょう。
\メール相談は無料/
ゼニュム|簡単に無料診断を受けられる
引用:zenyum(ゼニュム)
zenyum(ゼニュム)の基本情報 | |
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費用目安 | 部分矯正 324,500円 全体矯正 575,000円〜660,000円 |
初診料 | 22,000円 |
再診料 | 無料 |
追加費用 | リテーナー:27,000円 |
矯正範囲 | 部分矯正、全体矯正 |
医院数 | 非公開(順次拡大中) |
ゼニュムクリアはシンガポール発のマウスピース矯正メーカーです。シンガポールやインドネシアなど東南アジアから導入が始まり、2021年には日本に初上陸しました。
ゼニュムクリアの魅力は無料診断が受けられる点です。ゼニュムクリアのサイトから無料診断ページに飛ぶと、歯並び写真を撮影します。すると、3営業日以内に診断結果が返ってきて、マウスピース矯正が可能かどうかチェックできます。
また、支払方法も柔軟に対応。クレジットカードや月々6,800円のショッピングローンなど、分割払いもできます。患者からもお手頃にマウスピース矯正が受けられると評判があります。もし「月々の支払いを抑えたい」と考えている人はゼニュムクリアの提携クリニックで相談しましょう。
\矯正可能か無料で診断可能/
hanaravi(ハナラビ)|平均通院回数の少なさが魅力
hanaraviの基本情報 | |
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目安費用 | 部分矯正 330,000円〜495,000円 |
全体矯正 660,000円 | |
初診料 | 無料 |
再診料 | 無料 |
追加費用 | – |
矯正範囲 | 部分矯正、全体矯正 |
医院数 | 4院(東京、大阪、京都) |
hanaravi(ハナラビ)は日本人の歯並びをサポートするマウスピース矯正メーカーです。hanaraviの大きな魅力は、通院回数が少ないことです。
歯並び矯正を行うときには、通院を求められることがありますが、hanaraviは最低限の通院回数です。2週間に1回だけ歯の状況を写真で撮影して、医師に送るだけ。特別な処置以外は通院を求められません。
hanaraviは東京・大阪に提携クリニックがあるため、ぜひチェックしましょう。
\効果が現れなければ全額返金保証/
マウスピースで歯並び矯正する3つのメリット
マウスピースは透明度のある矯正治療が魅力的ですが、透明度以外にも知っておきたい3つのメリットがあります。
- 見た目が自然
- 取り外しが可能
- 痛みが少ない
それぞれを詳しく解説します。
見た目が自然
マウスピースは透明度が高く、口元が自然に見えるのが特徴です。遠目で見ると、マウスピースを着けていることが分からないくらいです。
ワイヤー矯正と異なり、周りの目を気にする必要が少ないため、安心して普段の生活を送れます。矯正したくても、見た目が気になる人におすすめの治療方法です。
マウスピース矯正は、営業職や飲食業に従事している社員・スタッフにもおすすめです。マウスピースなら見た目はほとんど変わりないため、顧客からの目線も気にならないでしょう。
取り外しが可能
マウスピースは食事や歯磨きをするときに取り外しができます。従来のワイヤー矯正にあった金属類の違和感は一切なく、ストレスフリーで食事を楽しめます。
歯磨きのときも、邪魔をするものがないので歯を清潔に保てます。
また、取り外したマウスピースは歯ブラシや専用洗浄剤でそのまま手入れも可能です。長期的な使用でメリットが多いのが魅力の一つです。
痛みを感じにくい
マウスピースは痛みを感じにくい治療方法です。従来のワイヤー矯正では、ワイヤーによる矯正の力が強く働いています。そのため、強い力で歯が動かされることから痛みを感じやすいのです。
マウスピースは、目標となる歯形に徐々に近づけるようにマウスピースを付け替えながら矯正を行います。歯に大きな力を加えることがないため、痛みを感じにくく、治療中の不快感を抑えられるのです。マウスピースの利用者からも「痛みが少ない」と評判が上がっています。
矯正による痛みを気にする人は、マウスピース矯正が向いています。
マウスピースで歯並び矯正する4つのデメリット
マウスピース矯正はメリットがある一方で、考えておくべき以下のデメリットもあります。
- 装着時間が長い
- 自己管理が必要
- 症例によっては適用外
- 治療時間が長い
何事も完璧なものはありません。メリットとデメリットを比較し、自分にとってベストな判断をしましょう。
装着時間が長い
一般的にマウスピースの装着時間は、1日に20〜22時間程度と言われています。基本的には、食事や歯磨きの時間以外はマウスピースの装着が必要と考えましょう。
歯並び矯正は常に歯の動きに力を加える必要があるため、装着時間が短ければ十分な効果を得られません。予定通りの効果が得られなければ、治療期間が長引きます。
マウスピース矯正を成功させるには、医師の指示を守ることが重要です。
自己管理が必要
マウスピース矯正では、食事や歯磨きシーン以外では常に装着する自己管理が必要です。ワイヤー矯正であれば半ば強制的に治療を進められます。しかし、マウスピースは自分の意思で着脱できるからこそ、意識的に装着し続けなければなりません。
また、マウスピースを清潔に保つことも重要です。マウスピースを装着しながら食事をすると食べカスが付いてしまい、それが原因で歯周病にかかることも。
病気以外にも、マウスピースの取り外しを忘れて食事をすると、噛んで壊れてしまう可能性もあります。器具に頼り切るのではなく、自分も積極的に治療に向き合う姿勢が求められます。
症例によってはできないことがある
マウスピース矯正は、以下の症状では矯正治療ができない場合があります。
- 重度の歯周病
- インプラントが入っている
- 埋伏歯
歯周病を抱えている場合には、歯の移動で強い炎症が起き、歯が抜けてしまうことがあります。歯周病を抱えている人は、完治させることが先決です。
また、人工歯であるインプラントを入れている人も、マウスピース矯正はできません。セラミック治療などによる矯正方法の検討が必要です。
最後に、埋伏歯という歯茎に歯が埋まっている状態の人も同様に、マウスピース矯正は難しいでしょう。代わりに、ブラケット矯正を用いた矯正方法が検討されます。
以上のように、誰でもマウスピース矯正ができるとは限りません。
治療期間が長い
マウスピースの治療期間は1〜3年ほどです。症状によって治療期間は変わりますが、一般的には矯正治療で主流なワイヤー矯正と比較すると長期間に渡ります。
治療期間が長い理由は、ワイヤー矯正よりも歯を動かす力が弱いからとされています。ワイヤー矯正は、1ヵ月で最大2mm動かすのに対して、マウスピース矯正の場合は平均で0.25mmです。
したがって、マウスピース矯正は長丁場になることを念頭に起きましょう。
マウスピースで歯並び矯正をする流れ
以下では、実際にマウスピースで歯並び矯正を行う流れや手順を解説します。
- カウンセリング
- 歯型採取
- マウスピースの作成
- マウスピースの装着
それぞれ事例を交えながら紹介します。
カウンセリング
まずは歯科クリニックに行き、カウンセリングを行います。問診票の記入や、マウスピース矯正の流れ・説明などの話を医師から聞きます。疑問があれば、医師に遠慮なく聞きましょう。
また、歯の状況によってはマウスピース以外の治療方法を提案されることもあります。最良の治療方法を選択できるよう、不安や疑問をしっかりと相談しましょう。
歯型採取
続いて、歯型採取を行います。マウスピースを装着するにはその人に合った歯型でなければなりません。歯型採取には、歯型用CT撮影やレントゲンを行って、口腔内の状況を確認します。
また、歯以外にも顎の形や顔の骨格を調べる特殊なレントゲン撮影もあります。詳細に情報を取得することで、自分にぴったりな歯型採取が可能です。
歯型採取はカウンセリングと同時に行われ、最短10分で終わります。
マウスピースの作成
歯型採取が終わると、マウスピースの作成に入ります。基本的にはマウスピースメーカーに発注する形で、オリジナルなマウスピースが作られます。
マウスピースの作成期間は約1ヵ月から1ヵ月半。完成したら、カウンセリングを行った歯科クリニックに届けられます。
マウスピースの装着
マウスピースを受け取ったら、実際に装着しましょう。装着方法は、奥歯から合わせながらゆっくりはめていきます。
マウスピースの装着が無事にできると、矯正治療のスタートです。一般的には2週間に1回、新しいマウスピースの交換が必要です。数回分のマウスピースをまとめてもらえるので、タイミングを見て自分で交換しましょう。
定期的な診察
マウスピース矯正が始まると、1〜3ヵ月に1回通院が必要です。マウスピースを装着したまま診察が始まり、マウスピースと歯の適合状況や衛生状態などを医師が確認します。矯正の進捗や症状によっては、診察の頻度が多くなる可能性もあります。
マウスピースで歯並び矯正できる3つの症例
マウスピース矯正で対応できる症例は、主に以下の3つです。
- 軽度な歯並びの歪み
- 噛み合わせの軽度な問題
- 前歯の矯正
自分の症状に当てはまっていれば、マウスピース矯正が向いているかもしれません。それぞれ見ていきましょう。
軽度な歯並びの歪み
マウスピース矯正は、軽度な歯並びの歪みに効果的です。例えば、歯が1本だけ正しい歯列から外れているような症状なら、マウスピース矯正でしっかりと歯並びを整えられます。
噛み合わせに問題がなく、その上で今よりも綺麗な歯並びにしたい人なら、マウスピース矯正で傾斜や位置を調整が可能です。
症状が深刻でなく、歯並びが少し気になる程度の人は、自然な見た目で矯正できるマウスピースが良いでしょう。
噛み合わせの軽度な問題
噛み合わせが悪い場合にも、マウスピースでの矯正が可能です。噛み合わせが良くないと、顎のズレが起きてしまい、顔の歪みやバランスが悪くなる原因になります。
さらに、食事の際にも歯でうまく噛めずに、固形物をそのまま飲み込んでしまうことも。消化不良による健康被害も考えられるため、マウスピースで噛み合わせを治しましょう。
一方で、手術を伴うくらいの深刻な症状には、マウスピース矯正は向きません。
前歯の矯正
マウスピースは前歯の矯正にも利用できます。歯並びで相談が多いのは前歯の矯正で、いわゆる出っ歯やすきっ歯を治したい人は多くいます。
特に接客業に就いている人なら、すぐに矯正したいと思う人が多いでしょう。マウスピース矯正で前歯の位置を整えれば、顧客の前でも思い切り笑顔を見せられます。
また、前歯の矯正なら治療期間は1年程度と、マウスピース矯正の中では比較的短期間です。前歯の悩みがある人は、ぜひマウスピース矯正を検討しましょう。
マウスピース以外の4つの歯並び矯正方法
ここまでマウスピース矯正を詳しく解説しましたが、マウスピース以外にも歯並びをキレイにできる以下の治療方法があります。
- ブラケット矯正
- 舌側矯正
- レーザー矯正
- インプラント
それぞれ特徴やメリット・デメリットを解説します。
ブラケット矯正
ブラケット矯正はワイヤーを使って歯並びを矯正する方法です。「歯列矯正」と聞いて多くの人が想像するのが、ブラケット矯正でしょう。
多くの歯科クリニックで採用されている治療方法で、歯並びが大きく乱れているケースにも対応できる守備範囲の広さが特徴です。
一方で、金属製のブラケットは目立ちやすい特徴があります。接客業をしており見た目に気を使いたい人にはあまり向かない方法といえます。
舌側矯正
舌側矯正とは歯の裏側にワイヤーを装着する方法です。上記のブラケット矯正と同様にワイヤーを使用した矯正方法ですが、装着する位置が異なります。
歯の裏側(舌側)にワイヤーを装着するので、外見を気にする心配はありません。営業職や接客業など、見た目を損ないたくない人におすすめの矯正方法です。
一方で、オーダーメイドでワイヤー矯正装置を作成するため、費用が高額になりがちです。一般的に上記のブラケット矯正と比較すると約1.5倍の費用がかかります。
見た目重視で治療が可能な症状なら、マウスピース矯正がおすすめです。
レーザー矯正
レーザー矯正とは、装着したワイヤー装置により痛みが発生した際に、レーザーで痛みを和らげる治療方法です。上記のブラケット矯正や舌側矯正はワイヤー装置を口内に入れて治療を行います。
患者によっては、装置を入れたことによる痛みや不快を感じることがあります。その際にはレーザー治療で血行の流れを改善します。症状を緩和できることから、患者からも人気がある治療方法です。
一方で、レーザーを使用するため、当てた部分にピリピリ感じることがあります。また、稀にレーザーの当てた跡が残る場合があるため、医師から注意事項の説明をしっかりと受けましょう。
インプラント
インプラントとは、矯正用ネジを歯茎の骨に入れて、ネジの力で矯正を行う方法です。ブラケット矯正や舌側矯正と同時に行う方法で、さらに歯に対して強い力を与えられます。
インプラントを使用すると、歯の動きをさらに早められるため、治療期間を短縮できるのがメリットです。ただし、ネジを骨に入れることから出血や痛みが生じる場合があります。
費用面も多少大きくなることから、予算との相談が必要です。
マウスピース矯正の通院先を選ぶ5つのポイント
マウスピース矯正を選ぶときは、次のポイントで選ぶと良いでしょう。
- 費用
- 通院のしやすさ
- 通院先の評判
- 治療内容
- 転居の可能性
納得した通院先を選ぶと、ストレスなく治療を受けられます。それぞれのポイントについて以下で解説します。
費用
まずはマウスピース矯正にかかる費用の相場を知り、自分が出せる予算を決めましょう。一般的なマウスピースの費用は以下のとおりです。
- 部分矯正:30〜70万円
- 全体矯正:70〜120万円
前歯や奥歯など、部分的な矯正の場合には50万前後の治療費用です。部分矯正なら治療期間も1年程度と短いため、安く費用を抑えられます。
全体的な矯正の場合は、3年程度の治療期間がかかることから100万円かかるケースが考えられます。とはいえ詳しい費用は症状によって異なるため、診断を受けて見積もりを出してもらうのが確実です。
通院のしやすさ
医院を選ぶときは、自宅や職場の近くなど継続して通院しやすいエリアにあるかがポイントです。マウスピース矯正は定期的な診察以外にも、症状によっては状況を確認するために通院が必要なケースがあります。
一般的には1〜3ヵ月に1回の通院が必要です。通院が疎かになると、治療期間が伸びて追加費用がかかる原因になります。無理なく通院できる、自宅や職場から近い歯科クリニックを選ぶと良いでしょう。
通院先の評判
医院やブランドの口コミや評判も大切な選び方のポイントです。歯科クリニックの様子や医師やスタッフの対応など、あらかじめネットで評判を確認しましょう。
Googleで検索すると、通院先の評判が表示されることがあります。実際に通院した人のコメントがあると、HPからでは分からないリアルな情報が得られます。
納得のいく判断をするには、良い口コミと悪い口コミの双方をチェックして検討するのが重要です。
治療内容
マウスピース矯正では、患者の症状によって治療内容が異なります。全体的な矯正や前歯だけの矯正など、症状に合わせた治療方法や最適なマウスピースを選びます。
治療内容で気になる場合は、歯科クリニックやマウスピース矯正メーカーのホームページを確認しましょう。ホームページでは、マウスピース矯正の治療内容を詳しく記載されています。
ホームページの記載されている治療内容以外で気になる点は、初回受診やカウンセリングで聞いてみましょう。
転居の可能性
マウスピース矯正は1~3年かかるため、転居によって通院できなくなる可能性を考える必要があります。直近転居が確定している、もしくは可能性が高いなら、転居後に矯正を始める方がよいでしょう。
いざ治療を始めた後に、急遽転居が決まることもあるかもしれません。マウスピース矯正は数ヶ月に1回の通院でよいため、他の方法と比べ同じ医院に通いやすいと言えます。
しかし、遠方への転居で通院が難しい場合は、転院せざるを得ません。医院が変われば治療方針も変わるため、細かいすり合わせが求められます。
マウスピース矯正に関するFAQ

実際にマウスピース矯正を行う前に疑問や不安があることでしょう。以下では、よくある3つの質問に答えます。
マウスピースとワイヤー矯正のどちらがおすすめ?
外見で選ぶ場合にはマウスピースがおすすめです。ワイヤー矯正は金属類を表面に装着する必要があるため、矯正していることが一目で分かります。マウスピースなら、見た目ではほとんど変化がなく、違和感を持たれることが少ないでしょう。
一方で、治療期間ではワイヤー矯正が早く終わる可能性があります。治療期間を取るか、見た目を取るかによって、適した治療法は変わります。
マウスピースで矯正できないことはある?
はい。八重歯や出っ歯などの歯並びに大きな歪みがある場合は、マウスピースで矯正できない場合があります。マウスピースは軽度の歯並びの歪みに効果的な治療方法です。
また、重度の歯周病や、インプラントが入っているなどのケースでもマウスピースでは矯正が難しいと言われています。
自分で判断するのは難しいので、まずは医師に相談しましょう。
歯並びが悪い人にマウスピースを勧める歯科医は信用できない?
いいえ。マウスピース矯正は医師や患者からも効果的に治療ができると評判の治療方法です。ワイヤー矯正のデメリットを解消しており、矯正治療の新たな選択肢となっています。
しかし完璧な治療方法はないため、マウスピース矯正にも向き不向きやメリット・デメリットがあります。十分な効果を得るためには、自分の希望をしっかりと伝え、医師とよく相談することがポイントです。
まとめ:マウスピースで歯並び矯正をしてみよう
マウスピース矯正のメリットやデメリットを詳しく解説しました。マウスピース矯正なら自然な見た目で歯並びを動かせるうえに、痛みを少なく治療できます。
マウスピース矯正は軽度の歯並びの歪みや前歯矯正に向いています。もし、歯並びが気になる人は当記事が紹介しているおすすめマウスピース矯正で治療してみましょう。