歯列矯正をやらなきゃよかった原因は？歯列矯正で後悔しないポイントを解説！

「歯列矯正をやると後悔するの？」

「歯科矯正をするメリットは？」

このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では歯科矯正して後悔する原因や、メリットについて説明しています。

「歯科矯正をして後悔した」という方も、中にはいます。原因を知っておくことで、後悔するのを防げる可能性が高いです。

今回、後悔する時の原因を11選紹介しているので、歯科矯正を考えてる人はぜひ参考にしてみてくだせさい。

歯列矯正をやらなきゃよかった原因11選

歯科矯正とは、悪い歯並びや噛み合わせを直す治療です。歯並びを良くするために歯を削って、差し歯にする方法もありますが、あまりおすすめできません。

歯科矯正にも種類があり、ワイヤー矯正やマウスピース矯正があります。本章では、後悔する原因を大人と子供別に紹介しています。

大人で歯列矯正をやらなきゃよかった原因8選

大人になって歯科矯正をして、後悔した原因を8選紹介します。今から紹介する原因は、よくあることなので全て確認しておくことが大切です。

1つずつ詳しく説明していきます。

矯正後に後戻りした

矯正して後悔する原因で1番多いのが、矯正後の後戻りです。せっかく矯正をしたのに治療終了後、元に戻ってしまったという方がいらっしゃいます。

「なぜ後戻りするのか」ということを説明します。歯科矯正は治療終了後、保定装置を装着することが多いです。

この保定装置の装着を怠ると、矯正した歯が元に戻ってしまいます。歯科矯正が終わったばかりの歯は安定しておらず、保定装置を一定期間つける必要があります。

歯科矯正の治療は長く、2〜3年かかる場合がほとんどです。矯正終了後に、開放感で保定装置の装着を怠る方がいます。

歯が安定していない状態で、保定装置をつけずに過ごすと元の歯並びに戻る可能性が高くなります。

治療期間が長い

歯科矯正は種類問わず、治療期間が2〜3年かかります。期間を知らずに治療を開始すると、長く感じてしまい続けられない方がいらっしゃいます。

ですが歯科矯正は、続けることで効果を感じられる治療です。事前に治療期間を知っておくことで、後悔する可能性が低くなります。

また治療期間は虫歯や歯周病など、歯の状態によって異なります。治療期間には個人差があるため、治療を始める前に確認しておくことが大切です。

歯科矯正中は、器具がズレていないか、虫歯ができていないか、など定期的な検診が必要です。そのため治療期間中は、何度も通院することになります。

自宅や職場から通いやすいクリニックを選ぶことも重要です。

歯列矯正中の見た目がどうしても気になった

ワイヤー矯正の場合、矯正していることが目に見えてわかります。そのため「見た目が気になる」という方は多くいらっしゃいます。

見た目がどうしても気になる場合は、マウスピース矯正がおすすめです。マウスピース矯正は透明なので、目立ちません。

また痛みが比較的少なく、始めやすい治療方法です。マウスピースの治療費相場は、60万円〜100万円です。

毎日正しい方法で洗浄する必要がありますが、目立ちにくいので周りの目が気になる方におすすめです。

鼻下が広くなってしまった

歯科矯正の治療をしていく上で、鼻下（人中）が広くなったと感じる方もいるようです。歯科矯正をする際、上の前歯を後退させることで今まで持ち上げられていた上唇が下に降りてくるのが原因です。

そのため治療を開始した時よりも、鼻下が広くなったと感じてしまいます。もともと鼻下が広い方は、治療をする際に注意が必要です。

鼻下が広くなるのを防ぐためには、上の前歯を後退させすぎないようにする必要があります。

また歯を抜いて矯正する方法は鼻下が広くなりやすいため、あまりおすすめできません。

治療前よりも噛みにくくなった

歯科矯正の治療を始めた後、噛みにくくなったという声もあります。歯科矯正中の歯は、正しい噛み合わせへと変化していくため、違和感を覚える可能性が高いです。

そのため「治療前より噛みにくい」と感じてしまいます。また歯科矯正の器具が邪魔をしてうまく噛めず、筋力が衰えていくことがあります。

このような後悔をしないためには、治療する前の噛み合わせをしっかり行うことが大切です。奥歯を意識して噛み、筋力が衰えないようにする必要もあります。

ライフスタイルが変わり通院を断念してしまった

歯科矯正が続けられない人の中には、ライフスタイルが変わり続けられなくなったという方もいます。歯科矯正の治療は、一般的に2〜3年かかります。

治療期間中は何度も通院する必要がありますが、引っ越しや妊娠などで通えなくなる方も多いです。そうすると治療が続けられなくなり、治療完了できません。

クリニックによっては期間を延長したり、系列クリニックで治療を継続したり、治療を続けられるよう工夫がされています。

そのような工夫がされているクリニックかどうかは、事前に確認しておきましょう。数年以内にライフスタイルが変わる可能性がある方は、柔軟に対応できるクリニックを選ぶ必要があります。

費用が高すぎる

歯科矯正の治療費は、10万〜150万円が相場です。デンタルローンを利用すれば、分割払いも可能です。

ですが総額にすると大きな金額になってしまうため、患者の負担は大きくなります。また歯科矯正治療は保険適用外となるので、全額自己負担です。

収入が安定していない場合や、妊娠の可能性があり、収入が減ってしまう方は注意が必要です。歯科矯正の治療を受けるときは、あらかじめまとまったお金を用意しておきましょう。

治療費用は、クリニックや使用する器具のメーカーによって異なります。自分が払えると思う金額の範囲内で決めることが大切です。

歯茎が痩せたために老け顔になった

老け顔になる原因としては、歯茎が痩せてしまうことが挙げられます。歯科矯正は、骨の中にある歯を移動させる治療です。

歯茎や骨が分厚い方は、歯科矯正をしても歯茎が痩せることはありません。ですが歯茎が薄い方は、歯科矯正をすることにより、歯茎が下がってしまう可能性があります。

また歯茎が薄いと、場合によっては菌が繁殖する可能性もあります。

歯茎の厚さは自分では確認できません。心配な方はクリニックでカウンセリングを受ける際、相談をしてみましょう。

子供で歯列矯正をやらなきゃよかった原因3選

子供に歯科矯正の治療を受けさせたはいいけど、後悔しているという親御さんもいらっしゃいます。なぜ子供が歯科矯正して後悔するのでしょうか。

その原因について、説明します。

1つずつ詳しく説明していきます。

モチベーションを維持できなかった

子供の歯並びを治そうと思って歯科矯正を始めたけど、モチベーションが維持できずに辞めてしまうケースがあります。

子供の歯科矯正は、本人の協力がないと続きません。高いお金を払ったのに、治療が続けられなかったと後悔する方もいます。

子供の場合、歯並びを気にしていないと、痛みや通院が苦痛で辞めてしまう可能性が高いです。歯科矯正は少なからず、痛みを伴う治療です。

子供には耐えられないかもしれません。改善策としては、歯科矯正治療の意味をしっかりと伝え、理解してもらうことです。

理解をしていないまま歯科矯正の治療を始めても、続けにくいです。

友人から矯正をバカにされた

ワイヤー矯正は目に見えてわかるため、友人からバカにされ傷つくお子様もいます。小さい子供は歯科矯正の意味がわからず、見た目で判断してしまいます。

また歯科矯正をバカにされると、お子様自身もストレスを抱えることになりかねません。

ワイヤー矯正は特に目立つので、もしバカにされたのが原因なのであれば、マウスピース矯正に切り替えるのも1つの手です。

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べると目立ちにくいです。ですが、食事の時は外さないといけないので、手間はかかります。

歯磨きの徹底ができずに虫歯になってしまった

子供の歯磨きを徹底できず、虫歯になってしまい後悔したというケースもあります。マウスピース矯正は歯を磨くときに外しますが、ワイヤー矯正は装着したまま歯を磨きます。

しっかり歯を磨けていないと食べ物が器具にくっついたままになり、虫歯になる可能性が高いです。またワイヤー矯正を装着していることで、歯磨きの難易度も高くなります。

おやつを食べた後や、ジュースを飲んだ後はしっかり歯を磨くよう伝える必要があります。

歯列矯正で後悔しないためのポイント

歯科矯正をして後悔しないための、ポイントを紹介します。高いお金を払って歯科矯正するのであれば、後悔したくないですよね。

今から紹介するポイントを押さえて、クリニックを選びましょう。

1つずつ詳しく説明していきます。

歯列矯正の治療が長引くことを想定しておく

歯科矯正の治療は、2〜3年かかる場合が多いです。ですが歯の状態によっては、それ位以上かかることもあります。

治療期間中に歯周病や虫歯になってしまうと、歯科矯正治療を後回しにしてそちらの治療を行うことが多いです。

それにより、歯科矯正治療の期間が長引いてしまいます。歯科矯正の治療は、予定期間通りに終わらないこともあるため、そのことを頭に入れておく必要があります。

歯列矯正のリスクや効果、追加料金を細かく説明してくれるクリニックを選ぶ

歯科矯正の治療をする上で、クリニック選びはとても重要です。自宅や職場から通いやすいクリニックを選ぶのはもちろん大切ですが、詳細をしっかりと説明してくれるというのも重要なポイントです。

カウンセリングを受けたとき、思うように意思疎通ができなかったり、説明が不足していたりするクリニックはおすすめできません。

歯科矯正治療は、カウンセリングが重要です。カウンセリング時にしっかりと話を聞いてくれないクリニックは、思った結果にならない可能性が高いです。

また、自分の歯に合っていない器具を装着させられることもあります。カウンセリングは1つのクリニックだけではなく、複数のクリニックで受けるようにしましょう。

定期的に歯列矯正のチェックを受けに行く

歯科矯正治療を続ける上で、定期的な診察は欠かせません。歯の状態を確認する必要があり、場合によっては器具の変更をする可能性もあります。

虫歯や歯周病の早期発見のためにも、定期的な通院が大切です。虫歯や歯周病が悪化すると、歯科矯正の治療を中断しなければならない場合もあります。

そうならないためにも、歯科矯正の治療中は医師の指示通りに通院しましょう。また定期的な通院が必要になるため、自宅や職場から通いやすいクリニックを選ぶ必要があります。

アクセスの良さや、診察時間も確認しておきましょう。

自分にあった歯列矯正の装置を選ぶ

自分に合った歯科矯正の装置を選ばなければ、歯並びは一向によくなりません。また強い痛みを感じる場合もあります。

自分に合った歯科矯正の装置は、自己判断できません。そのため、クリニックのカウンセリング時にしっかりと相談する必要があります。

自分の歯に合っていない装置をつけると、後悔してしまう原因になります。後悔しないためにも、クリニック選びが重要です。

親身になって悩みを聞いてくれるクリニックで、治療をするようにしましょう。

歯列矯正は治療後に、保定期間が必要なことを知っておく

歯科矯正は治療が完了した後も、保定装置を装着する必要があります。保定装置を装着しないと、歯並びが元に戻る可能性が高いです。

この保定期間があるのを知らずに治療を始めると、期間が長く感じてしまい、後悔することになります。

歯科矯正の治療自体は2〜3年ほどで終わりますが、その後の保定期間は1〜3年ほどです。つまり完全に治療が完了するまで、長くとも6年はかかります。

歯科矯正の治療を始める前に、保定期間があることを知っておきましょう。

子供の歯列矯正はモチベーションを把握する

子供の歯科矯正は、モチベーションを維持する必要があります。特に小さい子供の場合、なぜ装置をつけているのか理解できていない可能性が高いです。

理由を理解できていないと、痛みや通院の苦痛から「辞めたい」と言い出してしまいます。そうならないためには、まず子供のモチベーションを把握することが大切です。

モチベーションを把握できていなければ、説得することもできません。まずは子供に「なぜ歯科矯正をするのか」をしっかり説明しましょう。

また歯医者が嫌いな子供は多く、通院が難しいという声もあります。

子供の歯科矯正をするときは、通院できる環境があるのか、矯正したい意思があるのか、などを事前に確認しておくことが大切です。

歯列矯正をやるメリット

痛みや通院が面倒という声もありますが、歯科矯正にはメリットもあります。

1つずつ説明していきます。

歯並びが良くなり、見た目が改善される

まず歯科矯正をすることで、歯並びが良くなり見た目が改善されます。これは歯科矯正をする上で、大きなメリットと言えます。

歯並びがコンプレックスという方は、意外と多いです。歯並びの悪さは、歯科矯正をすることで改善されます。

大きな金額に感じるかもしれませんが、保定期間終了後は元に戻る可能性は低いです。つまり、綺麗な歯並びのまま人生を送れます。

コンプレックスも改善できるため、歯並びで悩んでいる方にはおすすめです。

噛み合わせが良くなる

歯科矯正をすると、噛み合わせが良くなります。噛み合わせがよくなることによって、顎への負担が減ります。

噛み合わせが悪いと顎に負担がかかり、顎関節症になるリスクも高いです。顎関節症は、放置しておくと悪化して手術が必要になる場合があります。

歯医者で噛み合わせが悪いと言われた場合は、歯科矯正の治療を検討してみてください。

自然と笑顔になれる

歯並びがコンプレックスで、上手に笑えなかったという方でも、歯科矯正の治療後は自然と笑顔になれます。

歯並びが綺麗になることで自分に自信が持てるようになり、自然と笑みが溢れます。自信を持って笑うことができるので、歯並びが悪くコンプレックスという方は歯科矯正がおすすめです。

歯列矯正をしないでそのままにしておくリスク

歯科矯正をしないままにしておくリスクについて、説明します。歯科矯正をせずに放置しておくと、あらゆるリスクがあります。

1つずつ説明していきます。

臓器にも支障が出てくる

噛み合わせや歯並びの悪さをそのままにしておくと、臓器にも影響が出る可能性が高いです。

歯並びや噛み合わせが悪いと、十分に噛めずそのまま胃へと流れていきます。そうなると消化吸収に負担がかかり、便秘などの原因になります。

便秘や軟便で悩まされている方は、もしかすると噛み合わせなどの悪さが原因かもしれません。

口臭がキツくなる可能性が高い

歯並びが悪いと、歯の間に食べ物が詰まり歯磨きでも落としきれなくなります。それが歯垢となり、臭いの原因となります。

歯科矯正の治療を受けて、歯並びを改善することで口臭のキツさが改善される可能性が高いです。

マウスピース矯正の場合は、正しくケアしないと口臭の原因になります。マウスピース矯正の治療を受けるときは、毎日正しい方法でケアをしましょう。

虫歯や歯周病になりやすい

歯並びが悪い状態だと、うまく歯が磨けず虫歯や歯周病になりやすいです。歯科矯正の治療を受けることで、歯並びが改善され歯磨きもしやすくなります。

虫歯や歯周病は放置すると全身の疾患などになりかねないため、早めの治療が必要です。歯並びが悪いと感じる場合は、歯科矯正の治療を受けましょう。

見た目に自信が持てなくなる

歯並びが悪いのがコンプレックスと感じている場合、人前で笑えないなど自分に自信が持てなくなります。

見た目に自信が持てないと、落ち込んだり、悩んだりしてしまうと思います。そこで歯科矯正の治療を受ければ、歯並びが改善されるので、見た目に自信が持てる方が多いです。

人前で笑えない、自分の見た目に自信がない、と悩んでいる方はぜひ歯科矯正の治療を受けましょう。

歯列矯正をやらなきゃよかったのよくある質問

歯科矯正をやって後悔したくない方が、疑問に思う内容をまとめました。よくある質問でもあり、気になることだと思うのでぜひ最後までお読みください。

特に大人の歯科矯正についての質問が多いですが、1つずつ解説していきます。

歯列矯正は大人はやめたほうがいいの？

歯科矯正は、大人になってから始めても問題ありません。歯科矯正の治療を受けるのに、あまり年齢は関係ないです。

ただし大人になると仕事や家事などで通院が難しくなるため、治療を始める前に通院可能か検討する必要があります。

大人になってからの歯科矯正は、治療終了後まで通院できるか、納得のいく内容で始められるか、などしっかりと確認が必要です。

歯列矯正は失敗すると老け顔になるの？

結論から言うと、歯科矯正が皮膚の状態に影響を与えることはありません。歯科矯正の治療は、口の中にアプローチするものであって、顔の状態を変えるものではないからです。

ただし、歯並びが良くなったことによってほうれい線が濃くなったように思える場合があります。

歯科矯正の治療を受けたからといって、老けるわけではないので安心してください。

歯列矯正でブサイクになった人っているの？

歯科矯正の治療を受けて、後悔している人がいるのは事実です。実際にしか矯正をしたことで、鼻下が伸びたように感じ、ブサイクになったと思ってしまいます。

しかし自分に合った装置や、治療を受けていれば心配する必要はありません。自分に合った治療を受けるためには、クリニック選びが重要です。

カウンセリング時に、親身なって悩みを聞いてくれるか、しっかり検査をしてくれるか、などを確認しましょう。

歯列矯正は大人は危険なの？

また大人になって歯科矯正の治療を受けると、さまざまなリスクが伴います。歯根吸収や虫歯や歯周病など、歯の病気になる可能性が高いです。

適切に治療を受けることで、このようなリスクを減らせます。大人になって歯科矯正をするときは、リスクや危険性を知っておく必要があります。

また危険性を回避するためには、適切な治療をしているクリックを選びましょう。

歯列矯正をやらなきゃよかったまとめ

歯科矯正で後悔しないためには、クリニック選びが重要です。また失敗例や後悔した方の話を聞くことで、後悔するリスクが軽減できます。

歯科矯正の治療を受けるときは、自分に合ったクリニックを選ぶようにしましょう。