「前歯だけ矯正したいときはどう治療すればいい？」
「前歯だけをマウスピース矯正した場合のメリットやデメリットは？」
このような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
マウスピースを使えば、歯全体だけでなく、前歯だけの矯正もできます。マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しも可能な治療法です。
本記事では、前歯の歯並びが気になる人へおすすめの歯科医院を紹介します。前歯だけのマウスピース矯正のメリット・デメリットも紹介するので参考にしてください。
※この記事は、日本矯正歯科学会、日本歯科矯正専門医学会、日本成人矯正歯科学会、日本臨床矯正歯科医会その他医学論文の情報を参考にしています。
目次
前歯だけのマウスピース矯正ができるオススメ歯科医院5選
前歯だけのマウスピース矯正ができるおすすめ歯科医院を紹介します。それぞれ治療方法や料金などが異なるため、自分に適したクリニックを探しましょう。
 |  |  |  |  | |
|---|---|---|---|---|---|
| クリニック | キレイライン矯正 | ALBA | WITH DENTAL CLINIC | ゼニュムクリア | hanaravi |
| 取扱メニュー | マウスピース矯正 | マウスピース矯正、ワイヤー矯正、虫歯や歯周病、小児歯科、口腔外科、矯正、審美歯科 | 一般歯科、審美歯科、矯正歯科、インプラント・ブリッジ、口元・お顔のトータルケア | マウスピース矯正 | マウスピース矯正、ホワイトニング |
| 料金 | 22万〜46.2万円（税込） | 35.2万〜84.7万円（税込） | 44.4万〜84.7万円（税込） | 32.4万〜66万円（税込） | 33万〜66万円（税込） |
| 施術時間 | 4ヶ月～1年程度 | 3カ月～（症状による） | 要確認 | 3ヶ月～15ヶ月 | 5ヶ月～15ヶ月 |
| カウンセリング（無料・有料） | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 営業時間 | 提携クリニックにより異なる | 月～土10:00～14:00 15:00～19:00 日曜（※終日診療）10:00～18:00 祝日10:00～14:00 15:00～18:00（院により異なる場合有り） | 10:00～19:00 休診日火・金・祝 | 提携クリニックにより異なる | 提携クリニックにより異なる |
| 店舗数 | 提携クリニック140医院 | 東京都・神奈川県・海外に20院 | 3院 | 提携クリニック10院 | 提携クリニック5院 |
| 公式サイトリンクボタン | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
それぞれの歯科医院を詳しく紹介します。
①キレイライン矯正
引用先：キレイライン矯正
| キレイライン矯正の基本情報 | |
|---|---|
| 目安費用 | 部分矯正 176,000円〜462,000円 |
| 全体矯正 - | |
| 初診料 | 3,300円 |
| 再診料 | 3,300円 |
| 追加費用 | リテーナー：22,000円〜66,000円 ※6回以上で無料 |
| 矯正範囲 | 部分矯正（前歯上下12本） |
| 医院数 | 全国100院以上 |
キレイライン矯正は、全国に100以上の提携医院を持つマウスピースブランド。ホワイトニングも同時にできるため、歯をきれいにしたいと思っている人におすすめです。
キレイライン矯正は、多くの人に治療を受けてほしいという考えのもと、支払いプランを3つ用意しています。それぞれのライフスタイルに合わせて選べる支払いプランがあるので、高額な費用を最初に支払う必要がありません。
気軽に初めてみたい人は、ぜひ下記より初回検診に申し込んでください。
※デンタルローンを利用して7回コース（税込319,000円）を頭金なし・96回払いで支払う場合の手数料抜き・税別の分割支払金額です。
※一部クリニックはローン非対応。
※信販会社や手数料はクリニックにより異なります。
※患者様の症状により、キレイライン以外の追加治療として片顎4万円（税込44,000円）の拡大床の併用やIPR、アタッチメントを歯科医師から推奨される場合があります。
※キレイライン矯正に限らず、すべての矯正歯科治療において、治療終了後は後戻りを防ぐため保定期間が必要です。
※初回検診には3,300円（税込）〜の費用がかかります。金額はクリニックにより異なりますので、予約画面にてご確認ください。
＼お試しが22,000円から／
②ALBA
引用：ALBA（アルバ）
| ALBA（アルバ）の基本情報 | |
|---|---|
| 費用目安 | 部分矯正 297,000円〜517,000円 全体矯正 682,000円〜792,000円 |
| 初診料 | 無料 |
| 再診料 | 無料 |
| 追加費用 | リテーナー：33,000円～44,000円 |
| 矯正範囲 | 全体矯正 |
| 医院数 | 19院 |
ALBA（アルバ）は、東京や神奈川、海外に20院を開業している歯科医院です。年中無休のため、土日祝日でも治療を受けられます。
使用器具として、世界トップシェアのマウスピース型歯科矯正装置を用意しています。マウスピース型の矯正装置が難しい場合でも、各院に矯正を得意としている歯科医師がいるため、安心して相談できるでしょう。
平日は忙しくて歯科医院に行けない人は、通いやすさに定評のあるALBAに無料相談を申し込んでみてください。
＼土日祝日も通院できる／
③WITH DENTAL CLINIC
| ウィズデンタルクリニックの基本情報 | |
|---|---|
| 費用目安 | 部分矯正 363,000円〜484,000円 全体矯正 693,000円〜847,000円 |
| 初診料 | 無料 |
| 再診料 | 3,300円～5,500円 |
| 追加費用 | リテーナー：33,000円 |
| 矯正範囲 | 部分矯正、全体矯正 |
| 医院数 | 1院 |
WITH DENTAL CLINICは、代官山・新宿・銀座に歯科医院を構えています。矯正治療の他にも審美歯科や一般治療も行っており、口元のカウンセリングに重点をおいた診療が特徴です。
カウンセリングは無料で、予約して来院すれば豊富な知識を持つスタッフが丁寧に答えてくれます。無料でのメール相談も行っており、気軽に相談できる点もうれしいポイントです。
ぜひ、この機会に下記から無料カウンセリングを受けてみましょう。
＼メール相談は無料／
④ゼニュムクリア
引用：zenyum（ゼニュム）
| zenyum（ゼニュム）の基本情報 | |
|---|---|
| 費用目安 | 部分矯正 324,500円 全体矯正 575,000円〜660,000円 |
| 初診料 | 22,000円 |
| 再診料 | 無料 |
| 追加費用 | リテーナー：27,000円 |
| 矯正範囲 | 部分矯正、全体矯正 |
| 医院数 | 非公開（順次拡大中） |
ゼニュムクリアは、シンガポール発のマウスピース矯正メーカーです。シンガポールやインドネシアなど東南アジアから導入が始まり、日本には2021年に初上陸しました。
ゼニュムクリアは、無料診断を簡単に受けられるのが特徴です。公式サイトにアクセスし、3ステップで無料診断が完了。その後、3営業日以内に診断結果が返却され、マウスピース矯正が可能かどうか確認できます。
できるだけ通院せずマウスピース矯正を始めたい人は、ゼニュムクリアの提携クリニックで相談しましょう。
＼矯正可能か無料で診断可能／
⑤hanaravi
| hanaraviの基本情報 | |
|---|---|
| 目安費用 | 部分矯正 330,000円〜495,000円 |
| 全体矯正 660,000円 | |
| 初診料 | 無料 |
| 再診料 | 無料 |
| 追加費用 | – |
| 矯正範囲 | 部分矯正、全体矯正 |
| 医院数 | 4院（東京、大阪、京都） |
hanaravi（ハナラビ）は歯並びをサポートするマウスピース矯正メーカーです。複数の歯科医師が関わって治療プランを作成してくれるため、どんな歯並びでも相談できます。
検査を実施した後、分析・診断結果をもとに歯の動かし方をデザインし、シミュレーション画像を作成してくれます。そのため、イメージ通りに矯正できなかったなどの失敗の可能性を減らせるのが強みです。
hanaraviは東京・大阪に提携クリニックがあるため、気になる人はぜひ無料診断を受けましょう。
＼効果が現れなければ全額返金保証／
マウスピース矯正で前歯だけの治療ができる例
マウスピース矯正で前歯だけ治療する場合、治療しやすいケースと治療しにくいケースがあります。すべての症例で治療ができるわけではありません。
前歯だけ治療ができる例は下記の症状の場合です。
- 前歯1～2本が出っ歯
- 前歯の歯並びが乱れている
- すきっ歯
- 前歯が斜めに傾いている
ただし、どの症状であっても程度によっては効果が期待できない場合もあるため注意しましょう。
マウスピース矯正で前歯だけの治療ができない例
マウスピース矯正はすべての症状に対応しているわけではありません。前歯だけをマウスピース矯正で治療できない例は下記の通りです。
- 奥歯の噛み合わせに問題がある
- 出っ歯やすきっ歯の症状が重度
- 1日20時間以上の装着が困難
- 抜歯が必要
マウスピース矯正の治療前には、必ず歯科医師の診察やレントゲン撮影があります。上記以外の症状でも、医師が治療できないと判断する場合もあるので注意しましょう。
前歯だけマウスピース矯正をする5つのメリット
前歯だけをマウスピース矯正するメリットは以下の通りです。
- 費用を抑えられる
- 治療期間を短くできる
- 目立たず治療ができる
- 取り外せるので衛生的
- 金属アレルギーの人でも治療ができる
それぞれ詳しく説明します。
①費用を抑えられる
前歯だけをマウスピース矯正をする場合、全体の歯をマウスピース矯正するよりも費用を抑えられます。他のワイヤー矯正などと比べても比較的安価です。
使用するマウスピースの数によって費用は異なるものの、症状が軽度ならばより費用を抑えられるのが一般的です。事前にしっかり比較・検討してから治療を始めましょう。
②治療期間を短くできる
歯科矯正について、治療期間が長いイメージを持っている人も少なくないでしょう。前歯だけのマウスピース矯正ならば、全体のマウスピース矯正に比べて治療期間は短めです。
歯全体をマウスピース矯正する場合は、1〜3年程度かかります。前歯だけをマウスピース矯正するならば、2ヶ月〜1年6ヶ月程度で治療が終了するケースが多いです。
ただし、症状の状態や治療計画などにより治療期間は異なるため、歯科医師にきちんと確認しておきましょう。
③目立たず治療ができる
ワイヤー矯正などで前歯の矯正治療を行う場合、どうしても口を開けた際に装置が見えるため、矯正しているのが目立ってしまいます。マウスピース矯正ならば、透明で薄い装置を使用するため目立たずに治療が可能です。
歯科矯正を受けたいけれども治療中の見た目が気になる人は、前歯だけのマウスピース矯正も検討してみましょう。
④取り外せるので衛生的
ワイヤー矯正では、矯正装置を一度装着すると取り外せません。マウスピース矯正ならば、歯磨きや食事中、その他いつでも取り外しが可能です。
ワイヤー矯正の場合、歯磨きを念入りにしないと虫歯になりやすい点もデメリット。マウスピース矯正なら、取り外して歯磨きができます。マウスピース自体も洗えるので衛生的です。
⑤金属アレルギーの人でも治療ができる
金属アレルギーの人は、ワイヤー矯正を選択できません。近年、金属アレルギーの出にくいチタン合金を使用した矯正装置も増えていますが、不安な人も少なくないでしょう。
マウスピース矯正で使用されているのはプラスチックです。もちろん、金属は一切使用されていないため、安心して治療を続けられます。
前歯だけマウスピース矯正をする際の5つのデメリット
前歯だけのマウスピース矯正には、以下のようなデメリットもあります。
- 簡単な症状の治療しかできない
- 理想の歯並びにならない場合がある
- 一日20～22時間以上マウスピースを装着する必要がある
- 歯を削る場合がある
- 元に戻ってしまう可能性がある。
それぞれ詳しく説明します。
①簡単な症状の治療しかできない
前歯だけのマウスピース矯正では、基本的に簡単な症状しか治療できません。歯並びが悪すぎてガタガタになっているような症状では、ワイヤー矯正の方が適している場合もあります。
奥歯も動かす必要がある場合は、全体の矯正が必要です。特に、6〜7番目の噛み合わせが悪いと、歯の移動に時間が掛かると判断されます。その場合、前歯だけのマウスピース矯正は難しいと考えておきましょう。
②理想の歯並びにならない場合がある
前歯だけをマウスピース矯正する場合、治療後に全体のバランスが悪くなってしまう可能性があります。全体矯正のようにすべての歯を治療するわけではないため、理想通りにならない可能性もあることは覚えておきましょう。
歯科医院によっては、マウスピース矯正後のシミュレーションをしてくれる医院もあります。少しでも理想の歯並びに近づけたい人は、そのような歯科医院を選択するのがおすすめです。
③一日20～22時間以上マウスピースを装着する必要がある
マウスピース矯正では、一日20〜22時間以上の装着が必要です。寝ている時間だけではなく日中の装着も必要で、食事や歯磨き中以外はほぼ装着していなければなりません。
マウスピースの装着時間が短いと、効果が出にくく治療期間が長くなる可能性もあります。計画的に治療を進めるために、医師の指示をしっかり守りましょう。
④歯を削る場合がある
歯の並び方によっては、マウスピース矯正で歯が移動するスペースが十分でないと、歯を削る場合があります。ただし、歯を削るとしても最大で0.5mm程度です。
歯の表面を削るだけなので、歯への影響はほとんどありません。歯を削るかどうかは歯科医師の判断により決定するため、診察やカウンセリングの時点で確認しておきましょう。
⑤元に戻ってしまう可能性がある。
マウスピース矯正では、矯正治療が終わったあと元の歯並びに戻ってしまう可能性があります。これを「後戻り」と言い、治療が終了した直後は位置が固定されていないため、移動しやすく特に注意が必要です。
後戻りを引き起こすリスクとして、爪を噛んだり頬杖をついたりといった癖が挙げられます。これらの癖がある人は特に気をつけなければなりません。
まとめ：前歯だけのマウスピース矯正を検討しよう
全体的に歯並びが悪いわけではなく、前歯だけ歯並びが気になる人は、前歯だけのマウスピース矯正を検討しましょう。歯全体の矯正に比べて安価で治療を受けられ、治療期間も比較的短いのがメリットです。
マウスピース矯正の費用や治療の流れは、歯科医院ごとに異なります。公式サイトの情報などを参考にして、自分にあった矯正治療を受けられる歯科医院を選びましょう。
