おはようございます!
武蔵小杉駅から徒歩3分の歯医者、武蔵小杉コモンズ歯科クリニックのスタッフです(^o^)
私たち人間の歯は6歳から12歳にかけ、乳歯から永久歯へと一度だけ生え変わります。
皆さんはなぜ歯が一度だけ生え変わるのか、知っていますか?
乳歯と永久歯の仕組みに大きな違いはありません。
しかし、永久歯は一生使うものであるため、エナメル質や象牙質の厚みは乳歯の約2倍もあります。
これは、私たちの人生が80歳まであるとしたら、その約八分の一、70年を永久歯で過ごすために丈夫でなくてはならないからです。
歯には食べるための咀嚼以外にも発音や表情作りのサポート、
咀嚼による脳への刺激、唾液の分泌など様々な役割があり、それらの役割を永久歯は約70年も担わなければなりません。
だから永久歯は乳歯よりも丈夫で大きな構造になっているのです!
また、乳歯は20本だったのに対して永久歯は親知らずを含めて32本と決められており、
より多くの歯で私たちの生活を支えてくれています。
だからこそ、今ある歯を大切にしなければなりません。
では、初めから永久歯のように丈夫で数の多い歯が生えればいい!と思いませんか?
しかし、子どもと大人とでは顎の大きさがとても異なります。
子どもの顎はとても小さく、中には大人の半分の大きさしかない子どももいます。
そんな小さな顎に、永久歯のように大きく、数の多い歯はとても収まりきりません。
それゆえ、幼少期には小さめの歯、乳歯が生後6ヶ月頃から生えはじめ、2歳半頃に乳歯が生え揃うようになっているのです。
そして、顎骨が成長するにつれてさらに大きな歯が必要となります。
もし乳歯のままで生え変わらなければ、歯間に大きな隙間が開き、新たな口腔問題や口腔疾患を引き起こす恐れがあるからです。
私たちの歯が一度生え変わるのもちゃんと理由があるんです(^^)
私たちの歯は幼少期に一度しか生え変わりません。
つまり、今あるこの歯は私たちにとってとても大切な一生のものです。この先もずっと、自分の歯で健康に暮らしていくために、毎日の口腔ケアからコツコツ始めていきましょう!