口内炎

川崎市中原区の歯医者「武蔵小杉コモンズ歯科」の長谷川です。
今年は梅雨が長くジメジメとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
梅雨が明ければ夏がやってきます!急に暑くなりますと体調を崩しやすいのでお気を付けください。
季節の変わり目はお口のトラブルも起きてきます。
最近、口内炎ができたりしませんか?

口内炎の原因

口内炎は、お口の中や口まわりに起きた炎症です。
疲れやストレスがあったり、栄養が不足しているときは免疫力が下がることで口内炎が起きやすくなります。
さらに、ヘルペスや風疹といったウイルスによる口内炎もあります。

お口の中に傷が出来て、そこに細菌が繁殖してできることもあります。
詰め物や被せ物が粘膜にあたっていたり、入れ歯が合っていないとき、矯正装置が触れていてもできたりします。
ご自身の歯でも、できやすい人がいます。例えば、親知らずがあたってできる口内炎もあります。

口内炎の治療

内因的な口内炎治療としてビタミン不足を補う事が重要です。
人は体の中でビタミンを作ることは出来ないので、食事からとる必要があります。
ビタミンといっても様々で、ビタミンB2 やB₆は粘膜を保護し炎症を抑えてくれます。
ビタミンAは粘膜を丈夫にする役割があり、ビタミンCは皮膚、粘膜、血管を正常に保ち、免疫力を高める働きがあります。ビタミンが豊富な食材を選んで食事をしましょう。食事で摂取できない分はサプリメントを活用すると効果的です。

外因的な傷からできる口内炎治療は、詰め物や被せ物、入れ歯があっていない部分を調整します。
また、歯並びやかみ合わせをチェックさせていただき、動的な刺激がないかも確認します。
傷から細菌感染しているケースは抗菌性のあるうがい薬でお口の中を消毒したり、お口に塗り薬をつけます。
ウイルス感染の場合は、抗ウイルス薬配合の塗り薬と栄養指導を行います。
同じところの口内炎がなかなか治らなかったり、しこりなどの所見がある場合、精査が必要になる事があります。場合によっては専門機関への紹介も行います。

口内炎にならないために

身体の疲れや栄養不足のないよう、たくさん寝て、食べて健康的な生活を心がけましょう。
食べた後は歯をしっかり磨きましょう。
また、むし歯や歯周病の治療を行うことで、お口の中の細菌数を減らし、きれいに保つことも大切です。
口内炎が少しでも気になる方は、お気軽にご相談ください。