川崎市中原区の歯医者「武蔵小杉コモンズ歯科」の吉田です。
11日より開院し、たくさんの方々に来院していただいております。
当院は、治療だけではなく、予防や検診にも力をいれています。以前のブログでお話ししたように、虫歯の分類を確認し、その方の状態に合わせてアドバイスをしています。
まず、自分のお口の状態を知っていただく事が大切です。
お口の中を、出来る限り細かく見る為に、当院はマイクロスコープを導入しました。
本日は、マイクロスコープの紹介をしようと思います。
マイクロスコープとは
マイクロスコープとは、肉眼の3〜21倍に拡大してお口の中を見る実体顕微鏡です。
元々は、耳鼻科や眼科で使用され、1950年代に脳、心臓外科でも使用されるようになったそうです。
1990年代に歯科で導入され始めましたが、日本での普及はまだ一般的ではなく、マイクロスコープが設置されている医院は5%程と言われております。最近は、拡大視野における歯の温存が注目され、マイクロスコープの需要は高まっています。
マイクロスコープを用いた治療
根管治療
根管治療は、根っこの中にある汚れを取り除く治療です。
根の中は、暗く大変細いため、内部を綺麗にする事が難しくなります。
マイクロスコープを使用することにより、強い光源で内部を照らし、拡大視野にて根の中の問題を確認する事が出来るようになりました。
歯髄温存治療
虫歯が大きく、神経まで到達している場合、従来では神経をとる治療をしていました(根管治療)。
今でも神経の感染が大きかったり、死んでしまっている場合は根管治療を行います。マイクロスコープを使用することにより、虫歯を最小限で取り除くことができるようになりました。また、状態にもよりますが、感染している神経組織も全て取るのではなく、部分的に取り除くことにより、可及的に神経を温存する事ができます。
審美治療
拡大視野で細かく歯を整える事により、自然で美しい歯の表現ができるようになりました。
樹脂のギャップや、詰め物と歯の隙間を拡大視野で確認します。
ご自身の歯と人工物の間に限りなく隙間がないよう精密に治療をします。
このように、各分野においてマイクロスコープは活用でき、また治療の精度を高めてくれます。
治療内容によっては、こちらからマイクロスコープの使用の提案もいたしますが、興味がある方はお気軽にスタッフにお申し付け下さい。
武蔵小杉コモンズ歯科は、皆様のお口の中の健康を保つ努力を惜しみません。