近年、美容整形に対する敷居が低くなってきたことから整形手術をする人が増えてきていますよね。
「目が小さいのがコンプレックス」
「毎日のアイプチが面倒くさい」
と、目元の美容整形をしようと考える人は多いのではないでしょうか。
中でも二重埋没法は”プチ整形”とも言われるように痛みや腫れも少なく、傷跡も目立ちにくいのがメリットです。
しかし、効果が持続せず元に戻ってしまう可能性があるというデメリットもあります。
せっかく勇気を出して手術したなら、なるべく長持ちさせたいですよね。
この記事では、二重埋没法が取れてしまう原因や、取れるときの前兆、長持ちさせるためのコツなどを紹介します。
目次
二重埋没法が取れるまでの平均的な期間は3年
二重埋没法は安価で痛みやダウンタイムも軽く済むことから、人気の美容整形です。
しかし、まぶたを非常に細い糸で留めて二重を作るため、糸が緩んだり切れたりすると元に戻ってしまいます。
手軽に行える美容整形ではありますが、それ故に切開法のように半永久的な効果があるわけではありません。
個人差はありますが、平均的には3年で取れてしまうと言われています。
埋没法が取れる確率はほぼ100%
二重埋没法の持続期間は、まぶたの厚さや脂肪の量、術式や生活習慣によって変わってきます。
中には、10年経っても綺麗な二重を維持できている人もいますが個人差が大きいため、基本的には取れるものと思っていいでしょう。
半永久的な効果を求める人は、まぶたを切開して縫い合わせる二重切開法をおすすめします。
腫れやダウンタイムがあるため、二重埋没法のように気軽には行えませんが、効果が半永久的なことやデザインの自由度は二重切開法が格段に上です。
まずは二重埋没法をしてみて、もしも糸が取れてしまったり物足りないと感じたときには二重切開法を検討してみるのもいいでしょう。
最短でダウンタイム中に取れたという人も
せっかく二重埋没法で手術してもダウンタイム中に取れてしまう人もいるようです。
元々まぶたが厚い人や、手術後に目を擦ってしまうと糸が取れやすくなります。
ダウンタイム中に糸が取れてしまった場合、放置しておくと眼球が傷つく可能性や、炎症や感染症のリスクが高まりますので、速やかに手術を行なったクリニックへ連絡して医師に診てもらいましょう。
ダウンタイム中であれば、皮膚と糸がまだ癒着していないため、抜糸も可能です。
腫れがまだ残っている間は、まぶたの状態や糸が安定していないので、目を触ったり擦ったりしないよう、いつも以上に気を付けて下さい。
埋没法が取れる原因【取れる人と取れない人の違いとは】
10年以上、二重埋没法の効果を持続できている人と、すぐに取れてしまう人に違いはあるのでしょうか。
どうやら元々のまぶたの状態や、生活習慣に違いがあるようです。
二重整形を考えている人は、あらかじめ二重埋没法に関する知識をしっかり持っておきましょう。
まぶたが厚い人
元々のまぶたが腫れぼったく厚みがあり、脂肪が多い人は二重埋没法だと取れやすいと言われています。
二重埋没法は非常に細い糸を使用しますが、まぶたが厚い人は糸にかかる負担が大きくなるため、取れやすくなるそうです。
折り紙をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
折り紙を何度も小さく折っていくと、最初紙が薄いときはすぐに折れるのに、紙が重なって厚みが出てくると折りにくく元に戻ろうとする抵抗も強くなりますよね。
まぶたも同じで、薄いまぶたであれば癖がつきやすく元に戻りにくいですが、厚みのあるまぶたは癖がつきにくく元に戻りやすいのです。
まぶたが厚い人は、二重埋没法と併せてまぶたの脂肪を取り除くことも視野に入れてみてください。
花粉症などでまぶたを刺激する頻度が多い人
花粉症や癖でまぶたを擦ってしまう人も取れやすいとされており、まぶたを刺激してしまうと糸が緩くなったり切れたりする可能性が高くなります。
普段から目を擦ったり、無意識に目元を触ってしまう人は気を付けましょう。
また、二重埋没法の手術直後まぶたは安定せず敏感な状態です。
腫れが残っているときに、まぶたを擦ったり刺激を与えると炎症や感染症の原因にもなりますので注意して下さい。
まぶたが伸びている、たるんでいる人
アイプチのやりすぎでまぶたが伸びてしまった人や、加齢でまぶたがたるんでいる人も同じく取れやすいそうです。
まぶたの皮膚が伸びていると内側の組織も弱ってしまうため、糸をかけてもしっかり留めることができず、緩みやすくなります。
アイプチを毎日している人や、まぶたを擦る癖のある人は、まぶたが伸びたりたるんだりする原因になるので気を付けて下さい。
また、そのようなまぶたの場合、幅広い平行型の二重できないこともあります。
無理やり幅の広い平行型の二重にすると、たるみが原因で眠たそうな二重になってしまったり、目の開きが悪くなる可能性があります。
幅の広い平行型の二重にしたい人は、二重埋没法と併せてたるみを除去したり、二重切開法にすることも考えましょう。
眼瞼下垂で目の開きが悪い人
”眼瞼下垂”って知っていますか?
眼瞼下垂とは目を開いたときに上まぶたが正常な位置より下がってしまう病気のことです。
加齢によるものと生まれつきの2パターンがあり、眼瞼下垂の症状がある人は、糸がまぶたに埋没しにくいことから、癒着しづらく取れやすいと言われています。
まぶたが重たく目が開きにくい状態で、二重埋没法の手術をすると余計に目が開きにくくなったり、眠たそうな目になってしまうリスクもあるので注意して下さい。
眼瞼下垂を治す治療もあるので、二重埋没法と眼瞼下垂の治療を並行して行うのもおすすめです。
埋没法を取れにくくする方法!長持ちさせるコツを解説
どうしたら二重埋没法の効果を長持ちさせることができるのでしょうか。
実は普段の生活習慣や、二重のデザイン次第で取れにくくすることは可能です。
無理な二重幅にしない
せっかく二重にするなら、幅の広い二重にしたい人は多いですよね。
しかし、無理な二重幅はまぶたへの負担が大きく取れやすくなってしまいます。
長持ちさせたいのであれば、自分のまぶたに合った幅の二重をオーダーしましょう。
手術前のカウンセリングで医師としっかり相談をしておくのも大切です。
技量のある医師に手術してもらう
「どの医師に手術してもらっても一緒だろう」
「なるべく安くて予約の取りやすいところに決めよう」
と思っている人は、気を付けて下さい。
二重埋没法は、医師の技量も仕上がりや取れやすさに影響します。
技量のない医師だと、取れやすいだけでなく、左右非対称だったり、糸の結び目がポコポコとまぶたに浮いてきてしまうなど残念な結果になることもあります。
しっかり事前にリサーチをして、症例がたくさんある評判のいい医師を探しましょう。
まぶたに刺激をあたえないようにする
まぶたへの刺激は、二重埋没法が取れやすくなる原因となります。
花粉やアレルギーで目が痒くなってしまう人は、目薬や飲み薬で対処したり、花粉の時期を避けて手術をすることをおすすめします。
クレンジングや洗顔のときも、なるべくまぶたに負担をかけないようにしましょう。
シートタイプのクレンジングはまぶたに負担が大きいため、おすすできません。
特にアイメイクは無理に擦ったりせずに、専用のマスカラリムーバーやアイメイクリムーバーを使って優しく落として下さい。
また、二重埋没法の手術後は炎症や感染症のリスクを避けるため、1週間はアイメイクやクレンジングを控えた方がいいでしょう。
体重をキープして、まぶたの脂肪を増やさない
太ってしまうと体や顔だけでなく、まぶたにも脂肪がつきます。
2~3キロであれば大丈夫ですが、大幅な体重増加はしないように気を付けて下さい。
まぶたの脂肪が増えると、まぶたが厚くなり二重埋没法の持ちが悪くなってしまいます。
まぶたの脂肪を増やさないためにも、体重をキープして太らないように心がけましょう。
せっかく二重にするなら、可愛くいるためにも体重のキープは大切ですね。
生活習慣が最も重要!
元々のまぶたの状態や、医師の技量はもちろん仕上がりに影響しますが、最も大切なのは生活習慣です。
生活習慣を見直すことで、二重埋没法の効果をより長持ちさせることができます。
なるべくまぶたに刺激を与えないこと、体重を増やさないことを日常的に気を付けて、二重を長持ちさせましょう。
まぶたを刺激しないことで二重埋没法の効果を持続させるだけでなく、色素沈着やたるみも防ぐことができます。
更に、体重増加に気を付けることで体型維持もでき、生活習慣の改善はメリットがいっぱいですね。
埋没法で糸が取れたらどうしたらいい?
二重埋没法の糸が取れてしまった場合はどうすればいいでしょうか。
糸が取れてしまったら不安ですよね。
万が一に備えて、糸が取れてしまったときの対処方法も知っておきましょう。
感染症などにならない限り放置しても問題ない
二重埋没法の糸が取れても、目に異常がない場合は放置しても問題はありません。
しかし糸が出ていたり、痛みや赤みがある場合は速やかにクリニックに連絡をしましょう。
糸が出ていると眼球や角膜を傷つける可能性があり、とても危険です。
痛みや赤みがある場合も、感染症にかかっていたり炎症が起きている可能性が高いので気を付けて下さい。
基本的には手術したクリニックで担当の医師に診せることをおすすめしますが、クリニックのアフターサービスに不安がある場合は、他の信頼できるクリニックや病院に行ってみるのもいいでしょう。
クリニック選びのときは、手術の腕だけでなくアフターサービスも気にしてみるのも大切ですね。
再手術できる回数に限りがある
「二重埋没法が取れたらその度に再手術すればいい」
と考えている人もいるのではないでしょうか。
二重埋没法は再手術や修正手術が可能ですが、ほとんどの場合が抜糸をせずに上から新たに糸で留めるため、まぶたの中にたまった糸が邪魔をして二重の線が安定しなかったり三重になることもあります。
まぶたへの負担を考えると2~3回が限界と思っておきましょう。
ちなみに、二重埋没法の抜糸は意外と難しいと知っていますか?
手術から1年以内であれば抜糸は可能ですが、1年以上経過していると糸と皮膚が癒着をするので、糸を見つけるのが難しく抜糸ができない可能性もあります。
抜糸を考えている人はなるべく早くクリニックに相談しましょう。
保証期間内であれば、再手術してもらえる
二重埋没法の糸が取れてしまった場合、保証期間内であれば再手術してもらえるクリニックが多いです。
クリニックによって異なりますが、保証期間は1年保証から永久保証まで様々なものがあります。
もちろん保証が有無や、保証期間の長さによって金額も変わってきますよね。
安いからといって保証なしのプランにすると、糸が取れてしまったときに再手術費用の方が高くなるなんてことも充分にあり得ます。
万が一のことも考え、保証期間も気にしながらクリニック選びをしましょう。
埋没法で糸が取れる前兆
二重埋没法の糸はまぶたが強い衝撃を受けた場合は突然取れてしまうこともあるようですが、基本的には突然取れてしまうことはありません。
ほとんどの場合、前兆があるはずです。
糸が取れる前兆を知っておけば、慌てず早めに対処できますね。
・二重の線が狭くなってきた
・三重になる
・二重の線の食い込みが薄くなる
毎日、自分の顔を見ていればこのような変化には気付けるのではないでしょうか。
1度取れかけてしまったり取れた糸は、自然に戻ることはありません。
二重を継続させたいのであれば、再手術や二重切開法を考えましょう。
埋没法は泣くと取れるって本当?
二重埋没法の糸は泣くと取れるということはありません。
しかし、泣いたときに目を擦ってしまったり、毎日泣いていてまぶたがパンパンだったりすると日々の積み重ねで、取れやすくはなると思います。
特に二重埋没法の手術直後は、まぶたも安定していないため、きつく目を閉じたり、強く擦ったりとまぶたに負担をかけないように気を付けましょう。