「マンジャロを使い始めたら吐き気がひどい」「副作用はいつまで続くの?」と不安に感じている方は少なくありません。
結論から言うと、マンジャロの副作用のほとんどは使用開始後2〜4週間で落ち着きます。消化器系の症状(吐き気・下痢)が多いですが、対処法を知っておけば治療を継続しやすくなります。
この記事では、マンジャロの副作用を頻度別・時期別に整理し、具体的な対処法と危険なサインの見分け方を解説します。
※本記事はGLP-1メディアが医療情報をもとに作成したものです。個々の症状については必ず担当医にご相談ください。
- マンジャロの副作用の種類と頻度(頻度の高い順)
- 吐き気・下痢・倦怠感の具体的な対処法
- 副作用がいつまで続くか(時期別の経過)
- 危険なサイン・すぐに受診すべき症状
- 副作用を和らげる5つの生活習慣
マンジャロの副作用一覧【頻度と重症度で整理】
マンジャロ(成分名:チルゼパチド)は、GIPとGLP-1の両方の受容体に作用する注射薬です。臨床試験のデータをもとに、副作用を頻度順に整理しました。
| 副作用 | 頻度の目安 | 重症度 | いつまで続くか |
|---|---|---|---|
| 吐き気・悪心 | 30〜40% | 軽〜中 | 2〜4週間 |
| 下痢 | 20〜30% | 軽〜中 | 2〜4週間 |
| 嘔吐 | 15〜25% | 軽〜中 | 1〜3週間 |
| 便秘 | 10〜20% | 軽 | 継続する場合あり |
| 食欲低下 | 10〜20% | 軽 | 使用中継続 |
| 倦怠感・疲労感 | 5〜15% | 軽 | 2〜3週間 |
| 注射部位の反応 | 3〜10% | 軽 | 数日 |
| 低血糖(単独使用時) | まれ | 中〜重 | 血糖管理で改善 |
| 膵炎 | まれ(0.1%未満) | 重 | 即受診が必要 |
消化器系の症状(吐き気・下痢・嘔吐)が最も多く、用量を2.5mgから段階的に上げることで症状が軽減しやすくなります。
マンジャロでよくある副作用と対処法
副作用のほとんどは消化器系に集中しています。それぞれの症状と、日常生活でできる対処法を説明します。
吐き気・嘔吐|最も多い副作用
マンジャロで最も報告が多い副作用が吐き気(悪心)です。GLP-1受容体が脳の「食欲中枢」にも作用するため、消化管の動きが遅くなって気持ち悪さを感じやすくなります。
吐き気への対処法:
- 1回の食事量を通常の半分程度に抑える
- 脂肪分の多い食事(揚げ物・ファストフード)を避ける
- ゆっくりよく噛んで食べる
- 食後すぐに横にならない(30分以上座位を保つ)
- 水分を少量ずつ何度も補給する
吐き気は注射後24〜48時間がピークで、その後は落ち着いてくることが多いです。2〜3週間継続すると体が慣れて症状が軽減する方が多くいます。
下痢・便秘|消化管の動きが変わる
マンジャロは消化管の動き(蠕動運動)を遅くする作用があります。これにより下痢と便秘の両方が起こることがあります。同じ人でも時期によって下痢になったり便秘になったりすることがあります。
下痢への対処法:
- 水分・電解質(スポーツドリンク等)を補給する
- 食物繊維の多い食品は一時的に控える
- 担当医に相談のうえ整腸剤の使用を検討する
便秘への対処法:
- 水分をこまめに摂る(1日1.5〜2L目標)
- 野菜・果物・食物繊維を意識的に摂る
- 軽いウォーキングなど体を動かす
- 症状が続く場合は担当医に相談する
倦怠感・疲労感|初期に出やすい
使用開始直後にだるさ・疲れやすさを感じる方がいます。これは食欲低下による摂取カロリーの急激な減少が一因と考えられます。
倦怠感は通常2〜3週間で改善します。無理な食事制限と重なると症状が強くなるため、急激な減食は避け、タンパク質をしっかり摂ることが大切です。
注射部位の反応|自己注射の注意点
注射した部位に赤み・かゆみ・硬結(しこり)が現れることがあります。同じ場所に繰り返し注射すると反応が強くなるため、注射部位を毎回変える(ローテーション)ことが重要です。
マンジャロの副作用はいつまで続く?時期別の経過
副作用がどのくらい続くかは、多くの方が気になるポイントです。一般的な経過の目安をまとめました。
| 時期 | 症状の傾向 | 対応のポイント |
|---|---|---|
| 1〜2週目 | 吐き気・下痢が出やすいピーク期。食欲が大きく低下することも | 少量・低脂肪の食事。水分補給を徹底 |
| 3〜4週目 | 消化器症状が徐々に和らぐ。体が薬に慣れてくる時期 | 食事量を少しずつ戻す。増量はこの後 |
| 2〜3ヶ月目 | ほとんどの方で副作用が安定・軽減。用量を5mgへ増量 | 増量後は再び一時的に症状が強くなることも |
| 3ヶ月以降 | 副作用はほぼ落ち着く。体重減少が本格化する時期 | 効果と副作用のバランスを医師と確認 |
用量を増やす(例:2.5mg→5mg)タイミングで、一時的に副作用が再び強くなることがあります。これは正常な反応で、1〜2週間で落ち着くことがほとんどです。
SURPASS試験が示す副作用の実際のデータ
マンジャロの安全性は、世界10カ国以上で実施された大規模臨床試験「SURPASS(Tirzepatide Once Weekly Assessment)プログラム」によって検証されています。SURPASS-1〜5試験の統合データによると、消化器系副作用の多くは投与開始から12週以内に発現し、その後は頻度・重症度ともに低下する傾向が報告されています。
| 副作用(消化器系) | 5mg投与 | 10mg投与 | 15mg投与 | プラセボ |
|---|---|---|---|---|
| 吐き気 | 約12% | 約17% | 約22% | 約6% |
| 下痢 | 約14% | 約16% | 約17% | 約9% |
| 嘔吐 | 約5% | 約8% | 約10% | 約3% |
| 便秘 | 約8% | 約9% | 約11% | 約4% |
(参考:SURPASS-1試験データ、52週時点の累積発現率。日本における承認時の評価資料に基づく)
用量が高いほど副作用の頻度がやや上昇しますが、段階的に増量(2.5mg→5mg→7.5mg→10mg)することで、消化器系の副作用を最小限に抑えられます。急激に用量を上げることが副作用を悪化させる主な原因です。
こんな症状が出たら要注意|危険なサインを見逃さない
ほとんどの副作用は軽症ですが、まれに重大な副作用が起こることがあります。以下の症状が現れた場合は、すぐに担当医または救急に連絡してください。
- 急性膵炎の疑い:上腹部・背中の激しい痛み、嘔吐を伴う場合
- 低血糖症状:冷や汗・震え・意識の混濁(インスリン等と併用時)
- 急性腎障害の疑い:極端な脱水、尿量の急激な減少
- アレルギー反応:じんましん・顔のむくみ・呼吸困難
- 甲状腺の異常:首のしこり・声のかすれ・飲み込みにくさ
膵炎は頻度は低い(0.1%未満)ものの、発症すると重篤になる可能性があります。腹部の激痛と嘔吐が同時に起こる場合は、自己判断せず必ず医療機関を受診してください。
また、チルゼパチド(マンジャロの成分)は動物実験で甲状腺C細胞腫瘍との関連が報告されています。ヒトでのリスクは現時点で明確ではありませんが、甲状腺がんの個人・家族歴がある方は使用前に医師に必ず伝えてください。
マンジャロを処方する医療機関では、副作用の相談は非常によくあることです。特に多いのは「使い始めてから1〜2週間、食事のたびに吐き気がする」というケースです。
実際には、食事量を通常の半分以下に減らし、脂肪分の多い食品を避けるだけで症状が大幅に改善されるケースがほとんどです。投与量を一時的に下げることで副作用が和らぎ、再増量に成功した患者さんも多くいます。副作用が強い場合は我慢せず、担当医に相談することが治療継続の近道です。
※上記は医療機関での処方経験に基づく一般的な傾向です。効果・副作用には個人差があります。
実際の患者さんの体験談|副作用はこう乗り越えた
実際にマンジャロを使用した方から寄せられた体験談をまとめました。吐き気や倦怠感を経験しながらも継続できた方の声は、これから使い始める方の参考になります。
- 「注射後の翌朝に強い吐き気がありました。2週間くらいで慣れてきて、今は全くない」(30代女性・使用3ヶ月)
- 「最初の2週間は夕飯がほとんど食べられないほどだったが、食事を小分けにしたら楽になった」(40代男性・使用2ヶ月)
- 「5mgに増量した週は再び吐き気が出た。でも1週間で落ち着いた。先生に事前に教えてもらっていたので焦らなかった」(50代女性・使用5ヶ月)
- 「倦怠感は最初の3週間だけ。食欲が落ちてカロリーが減った影響だと説明を受けた」(40代女性・使用4ヶ月)
※上記は個人の感想であり、効果・副作用には個人差があります。担当医の指示に従って使用してください。
体験談に共通するのは、「医師から事前に副作用の説明を受けていたので対処できた」という点です。副作用の出方や対処法を事前に把握しておくことが、治療継続のカギになります。
マンジャロの副作用を和らげる5つのポイント
副作用を完全になくすことはできませんが、生活習慣の工夫で症状を軽くすることができます。
- ①食事量を減らす:1回の食事を腹八分〜七分に抑える。食べすぎは吐き気を悪化させる
- ②脂肪分・刺激物を控える:揚げ物・辛いもの・アルコールは消化器への負担が大きい
- ③ゆっくり食べる:早食いは胃への負担を増やす。よく噛んで食べることで症状が軽くなる
- ④水分を少量ずつ補給:一度に大量に飲むと嘔吐を誘発することがある。コップ1/3程度を頻繁に
- ⑤注射のタイミングを調整:就寝前に注射すると、副作用が強い時間帯を睡眠中にできる場合がある
副作用が強くて日常生活に支障をきたす場合は、用量を一時的に下げることを担当医に相談しましょう。無理に継続する必要はありません。
副作用を踏まえたうえで自分に合ったクリニックを選ぶことも、治療継続のカギです。副作用が出たときに相談しやすいオンライン診療クリニックを次で紹介します。
国の承認情報と厚労省の案内
マンジャロ(チルゼパチド)は、2023年9月に厚生労働省が2型糖尿病治療薬として承認した医薬品です(薬価収載:2023年12月)。承認にあたっては独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)による審査が行われており、添付文書に副作用・使用上の注意が詳細に記載されています。
また、日本肥満学会の「肥満症診療ガイドライン2022」では、高度肥満症(BMI 35以上)の患者に対するGLP-1受容体作動薬の使用が推奨されており、医師の管理下での薬物療法の重要性が示されています。
副作用に関する最新の添付文書情報はPMDAの公式サイト(https://www.pmda.go.jp/)で確認できます。担当医からの説明と合わせて参照することをおすすめします。
参考資料・情報源
- マンジャロ皮下注 添付文書(イーライリリー、2023年)
- Frías JP et al. “Tirzepatide versus Semaglutide Once Weekly in Patients with Type 2 Diabetes.” NEJM 2021;385:503-515(SURPASS-2試験)
- 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)チルゼパチド審査報告書(2023年)
※本記事の情報は2026年3月時点のものです。薬剤に関する情報は更新される場合があるため、最新情報はPMDAの添付文書や担当医にご確認ください。
マンジャロを処方できるおすすめクリニック3選
副作用が出たときに相談しやすい体制が整っているかどうかは、クリニック選びの重要なポイントです。オンライン再診が何度でも可能なクリニックを中心に紹介します。
| クリニック | マンジャロ2.5mg(月額) | マンジャロ5mg(月額) | 診察料 | 送料 |
|---|---|---|---|---|
| DMMオンラインクリニック | 17,578円 | 28,578円 | 無料 | 550円 |
| eLife | 17,800円 | 28,800円 | 無料 | 無料 |
| クリニックフォア | 19,800円 | 33,000円 | 1,650円 | 550円 |
※料金はすべて税込。2026年3月時点の情報です。
DMMオンラインクリニック|最安水準で再診も手軽
DMMオンラインクリニックは、マンジャロ2.5mgが月額17,578円(税込)と主要クリニックの中でも最安水準です。診察料無料でオンライン再診が何度でも可能なため、副作用が出たときにすぐ相談できる体制が整っています。
- マンジャロ2.5mg:17,578円/月(税込)
- マンジャロ5mg:28,578円/月(税込)
- 診察料:無料 / 送料:550円
- らくらく定期便で最大15%OFF
eLife|送料無料で副作用相談もしやすい
eLifeは、マンジャロ2.5mgが月額17,800円(税込)で診察料・送料ともに無料。初期費用を抑えて始められるため、副作用が出て継続を迷っている方でもリスクを抑えてスタートできます。
- マンジャロ2.5mg:17,800円/月(税込)
- マンジャロ5mg:28,800円/月(税込)
- 診察料:無料 / 送料:無料
クリニックフォア|対面診療も選べる安心感
クリニックフォアは全国15院以上で対面診療に対応しており、副作用が強くて直接医師に診てもらいたい場合でも安心です。オンライン診療との使い分けができる点が強みです。
- マンジャロ2.5mg:19,800円/月(税込)
- マンジャロ5mg:33,000円/月(税込)
- 診察料:1,650円(薬処方時は無料) / 送料:550円
よくある質問(FAQ)
- マンジャロの吐き気はいつまで続きますか?
-
多くの方で2〜4週間で軽減します。注射後24〜48時間がピークで、その後は徐々に落ち着いてきます。用量を増やしたタイミングで再び強くなることがありますが、1〜2週間で安定するのが一般的です。症状が長期間続く場合や日常生活に支障がある場合は、担当医に相談してください。
- マンジャロは危険な薬ですか?
-
日本で肥満症治療薬として承認された医薬品です。ただし、適応外(ダイエット目的)での使用は医師の判断のもとで行われる自由診療となります。まれに膵炎などの重大な副作用が起こることがあるため、腹部の激しい痛みなど異常を感じたらすぐに受診してください。自己判断での使用は危険です。必ず医師の処方を受けてください。
- マンジャロの副作用で下痢が続くときはどうすればいいですか?
-
水分・電解質の補給を最優先にしてください。スポーツドリンクや経口補水液が有効です。食物繊維の多い食品を一時的に控え、消化の良いものを食べましょう。数日以上続く場合や脱水症状(極端な口の渇き・尿量の減少)がある場合は担当医に連絡してください。
- マンジャロの副作用で仕事を休む必要がありますか?
-
大多数の方は仕事を続けながら治療できています。ただし、使用開始直後や増量後は吐き気・倦怠感が強く出ることがあります。デスクワークは問題ない場合が多いですが、重労働や運転が多い職種の方は、副作用の出方を見ながら担当医と相談して調整することをおすすめします。
- チルゼパチドとマンジャロは同じものですか?
-
はい、同じものです。「チルゼパチド」は成分名(一般名)であり、「マンジャロ」はイーライリリー社の商品名(ブランド名)です。日本では2023年9月に2型糖尿病治療薬として承認されました。ダイエット目的での使用は適応外となります。
- 副作用が出ている間も治療を続けていいですか?
-
軽度の吐き気や下痢であれば、食事制限・水分補給などで対処しながら継続することが多いです。症状が強い場合や日常生活に支障がある場合は無理せず担当医に相談してください。用量を一段階下げて再増量を試みることも一般的な対処法です。
まとめ
マンジャロの副作用について重要なポイントをまとめます。
- 最も多い副作用は吐き気・下痢・嘔吐(30〜40%)
- ほとんどの症状は2〜4週間で軽減する
- 食事量を減らし・脂肪分を控えることで症状を和らげられる
- 膵炎(腹部激痛)・アレルギー反応はすぐに受診が必要
- 副作用が強い場合は用量調整を担当医に相談する
- オンライン再診が手軽なクリニックを選ぶと相談しやすい
副作用が心配でマンジャロ治療を躊躇している方も、正しい知識と対処法を持っておけば安心して治療を始められます。まずはオンライン診療で医師に相談してみましょう。
※マンジャロは自由診療(適応外使用)の場合、効果・副作用には個人差があります。

