SGLT2阻害薬はどれがいい?ダイエットに取り入れるための薬の選び方

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SGLT2阻害薬は糖尿病治療薬として開発されましたが、近年は血糖コントロールだけでなく、体重減少や心臓・腎臓保護効果が注目されています。

フォシーガ、カナグル、ルセフィ、スーグラ、ジャディアンスなど複数の種類があり、それぞれ特徴や副作用リスクが異なります。

この記事ではSGLT2阻害薬の基本作用から副作用、薬ごとの違い、ダイエットを目的にしたオンライン診療での取り扱いまで詳しく解説します。

目次

SGLT2阻害薬とは?まず知っておきたい基本の仕組み

SGLT2阻害薬は、腎臓で糖を再吸収する働きを担うSGLT2(ナトリウム-グルコース共輸送体2)を抑制し、余分な糖を尿とともに排出する薬です。

インスリンの分泌に依存しないため低血糖のリスクが少なく、2型糖尿病治療における新しい選択肢として広がっています。

加えて、血糖コントロールにとどまらず、血圧の低下、心血管疾患や慢性腎臓病の進行を抑える効果が臨床試験で報告されています。

参考:日本糖尿病学会誌第65巻第10号「4.SGLT2 阻害薬の大規模臨床試験,エビデンス

こうした多面的なメリットから、糖尿病治療だけでなく、肥満や生活習慣改善を目的とした処方が広がっています。

SGLT2阻害薬の体重減少効果

SGLT2阻害薬は、尿中にブドウ糖を排出することで1日あたり約200~400kcal程度のエネルギー喪失を生じます。その結果、体重の減少が期待できるとされており日本糖尿病学会でも報告されています。

参考:日本糖尿病学会誌「2 型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム(第 2 版)

短期的な体重減少に加えて、長期的にリバウンドしにくい点も使用した方からは支持されています。

ただし、SGLT2阻害薬をダイエットや肥満治療の目的で使用することは、国内では承認されていない適応外使用にあたります。そのため、公的医療保険は適用されず、全額自己負担の自由診療です。

また個人差が大きいため、食事や運動習慣と併用することが効果を高めるポイントです。

SGLT2阻害薬の副作用と品質性

SGLT2阻害薬は有用性が高い一方で、副作用にも注意が必要です。代表的なものは、尿量増加に伴う脱水・頻尿、血圧低下、尿路・性器感染症などです。

尿量が増えるため、特に夏場や運動時、飲酒時などは脱水のリスクが高まります。意識してこまめに水分(水やお茶など糖分のないもの)を補給することが非常に重要です。

また女性の場合、尿中に糖が増えることで、膣カンジダ症などの性器感染症が起こりやすくなります。陰部を清潔に保ち、かゆみやおりものの異常を感じた場合は、すぐに医師に相談してください。

皮疹やかゆみなどのアレルギー反応が見られることもあります。さらに稀ですが、正常血糖下でのケトアシドーシスが報告されており、発熱や倦怠感、吐き気が続く場合は直ちに受診が必要です。

体調不良時(シックデイ)には、服用を一時中止し医師に相談することが推奨されています。副作用を理解しつつ、適切なモニタリングと医師の指導のもとで使用することが品質性を高めるポイントです。

SGLT2阻害薬はどれがいい?種類と選び方

日本で承認されている主なSGLT2阻害薬には、フォシーガ、ジャディアンス、カナグル、スーグラ、ルセフィ、デベルザがあります。

これらの薬剤は、心臓や腎臓への良い効果も報告されていますが、ダイエット目的でSGLT2阻害薬を選ぶ場合、基本的な体重減少の仕組み(尿への糖排出)はどの薬も同じです。

そのため専門的な効果の違いよりも、副作用の出やすさの個人差、価格、希望するオンラインクリニックで取り扱っているか、といった点で選ぶのが現実的です。

以下の表に、それぞれの特徴をまとめました。

スクロールできます
薬剤名主成分特徴
フォシーガダパグリフロジン心不全・腎保護効果に実績
ジャディアンスエンパグリフロジン心血管イベント抑制のエビデンス多数
カナグルカナグリフロジン体重・血糖コントロールが強力
スーグライプラグリフロジン日本人での使用実績豊富
ルセフィルセオグリフロジン副作用に配慮した設計
デベルザトホグリフロジン夜間頻尿リスクを抑制

心臓・腎臓保護を重視するならフォシーガやジャディアンス

心不全や慢性腎臓病を合併している患者では、フォシーガ(ダパグリフロジン)やジャディアンス(エンパグリフロジン)が特に有力な選択肢です。

ジャディアンスは大規模臨床試験「EMPA-REG OUTCOME試験」において、心血管死のリスクを38%減少させたと報告され、心不全既往のある患者に広く使われています。

参考:The New England Journal of Medicine「Empagliflozin, Cardiovascular Outcomes, and Mortality in Type 2 Diabetes

フォシーガも「DAPA-CKD試験」で腎機能低下や腎代替療法導入のリスクを抑制することが示され、糖尿病の有無にかかわらず腎保護効果を発揮する点で注目されています。

これらの薬は血糖コントロールだけでなく「臓器保護薬」としての位置づけを持ち、心血管・腎疾患リスクがある人にとって第一選択肢となり得ます。

血糖・体重の強いコントロールを求めるならカナグル

カナグル(カナグリフロジン)は、SGLT2阻害薬の中でも特に体重減少や血糖降下作用が強力とされます。

CANVASプログラムでは心血管イベント抑制効果も認められた一方で、下肢切断リスクや骨折リスクの上昇が報告されています。

参考:The New England Journal of Medicine「Canagliflozin and Cardiovascular and Renal Events in Type 2 Diabetes

このため、糖尿病合併症や末梢血管疾患のある方には注意が必要です。

ただし適切に管理できれば、短期間でしっかりとした体重減少・血糖改善が得られるため「強い効果を優先したい」人に向いています。食事療法や運動療法と並行することで、安心かつ持続的な効果が期待できます。

日本人での使用実績を重視するならスーグラ

スーグラ(イプラグリフロジン)は2014年に日本で初めて承認されたSGLT2阻害薬で、国内での使用実績が最も豊富です。

日本人を対象とした臨床試験データや市販後調査の蓄積が多く、体格や生活習慣に即した有効性・品質性が確認されています。

副作用発現の傾向も比較的把握されているため、初めてSGLT2阻害薬を使用する方や安心感を重視して選びたい方に適しています。

処方実績の多さは信頼性につながり、医師にとっても推奨しやすい薬の一つです。

副作用対策を重視するならルセフィやジャディアンス

ルセフィ(ルセオグリフロジン)は、日本で開発されたSGLT2阻害薬で、尿量増加や尿路感染などの副作用を軽減するよう設計された薬です。

国内の臨床試験では副作用発現率が比較的低く報告され、長期使用においても品質性の高さが確認されています。

ジャディアンスも心血管保護効果が確立されている一方、品質性の評価が高く、心不全患者に対しても積極的に使用されています。

副作用リスクを最小限に抑えつつ治療効果を得たい人や、既往症を抱える患者にとっては、これらの薬が安心して選べる候補となります。

夜間頻尿を避けたい人はデベルザ

デベルザ(トホグリフロジン)は、尿糖排泄効果を保ちながらも夜間の尿量増加を抑える工夫がされている薬です。

睡眠の質を下げる夜間頻尿は高齢者や就労世代にとって負担が大きいため、この点でデベルザは実生活に即したメリットがあります。

特に「夜間のトイレ回数が気になる」「睡眠を重視したい」という方には適した選択肢です。

心血管・腎保護効果のエビデンスは他薬に比べ少ないものの、QOL(生活の質)を優先したい患者にとっては有力な選択肢となります。

ダイエット目的でSGLT2阻害薬を処方してくれるオンラインクリニック

ダイエット目的でSGLT2阻害薬を希望する場合、オンライン診療に対応するクリニックの利用が便利です。以下に主要なクリニックと取り扱い薬をまとめます。

スクロールできます
クリニック取扱薬
DMMオンラインクリニックフォシーガ
(海外製ダパグリフロジン)
ルセフィ

ジャディアンス
クリニックフォアルセフィ

フォシーガ後発品
elife(イーライフ)フォシーガ

カナグル

スーグラ

ルセフィ
ファイヤークリニックカナグル
おうちでクリニックルセフィ

※各クリニックの取扱薬剤や料金、診療内容等は変更される場合があります。受診前には、必ずご自身で公式サイトの最新情報をご確認ください。

DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックメディカルダイエットPR画像

※画像はイメージ

画像引用:DMMオンラインクリニック公式サイト

薬剤定期便月額
(1、3、6ヶ月ごと)
単月
フォシーガ
(海外製ダパグリフロジン5mg)
10,083円/月
~11,000円/月
18,480円
ルセフィ2.5mg14,850円/月
~16,500円/月
19,250円
ジャディアンス10mg14,850円/月
~16,500円/月
19,250円

※料金は税込みです。

DMMオンラインクリニックは、フォシーガ(海外製ダパグリフロジン)、ルセフィ、ジャディアンスを取り扱っており、豊富なラインナップから選べるのが特徴です。

予約から診察、処方、薬の配送までオンラインで完結するため、忙しい方でも通院不要で利用できます。

さらに、LINEや専用アプリを通じたスムーズな予約管理、定期配送プランによる継続治療のしやすさも大きな魅力です。

DMMオンラインクリニックならルセフィとジャディアンスは半月(15日分)を税込7,920円(税込)で処方してもらえて、始めやすいのも特徴です。

クリニックフォア

クリニックフォアメディカルダイエットPR画像

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画像引用:クリニックフォア公式サイト

薬剤定期便月額
(1、3、6ヶ月ごと)
単月
海外製フォシーガ後発錠14,964円/月
~15,810円/月
18,590円
ルセフィ2.5mg15,229円/月
~16,643円/月
19,580円

※料金は税込みです。

クリニックフォアは、全国に対面クリニックを構えつつオンライン診療にも注力している大手クリニックで、安心感のある診療体制が特徴です。

SGLT2阻害薬はルセフィやフォシーガ後発品を取り扱い、幅広い症例に対応しています。

SGLT2阻害薬のみのプラン以外に、むくみ・便秘などにお悩みで体質改善もしたい方に向けて、SGLT2阻害薬と医療用漢方(防風通聖散)を組み合わせたプランが用意されているのもクリニックフォアの特徴です。

オンライン診療では、生活習慣や合併症に関するヒアリングを丁寧に行い、適切な薬を提案してくれる点が好評です。

また、診療時間が長く、夜間や休日にも受診できるため、仕事や家庭で忙しい方にも利用しやすい仕組みが整っています。

※自由診療

elife(イーライフ)

elifeメディカルダイエットPR画像

画像引用:elife(イーライフ)公式サイト

薬剤定期便月額
(1、3、6ヶ月ごと)
単月
フォシーガ
(海外製ダパグリフロジン5mg)
10,314円/月
~11,980円/月
ルセフィ2.5mg10,314円/月
~11,980/月
カナグル100mg9,314円/月
~10,980円/月
スーグラ25mg6,314円/月
~7,980/月

※料金は税込みです。

elifeは、美容・ダイエット領域に特化したオンラインクリニックで、SGLT2阻害薬はフォシーガ、カナグル、スーグラ、ルセフィを取り扱っています。

複数の薬剤を比較できるため、体質や目的に合った薬を選びやすい点が最大の強みです。

医師との対面が苦手な方でも、音声通話のみで診療できる場合もあります(※治療内容によっては電話診療ができない場合もあります)。

ダイエット目的での薬選びに迷っている人に特に適しているオンラインクリニックです。

ファイヤークリニック

ファイヤークリニックイメージ

画像引用:ファイヤークリニック

薬剤定期便月額
(1、3、6ヶ月ごと)
単月
カナグル27,500円

※料金は税込みです。

ファイヤークリニックは、肥満治療・メディカルダイエットに強みを持つオンライン対応クリニックで、SGLT2阻害薬ではカナグルを処方しています。

体重減少効果を重視したい方に向いており、カウンセリングでは食事や運動と組み合わせた実践的なオーダーメイドの減量プランも提案してくれる点が魅力です。

肥満外来の知見を活かしたアプローチで、管理栄養士による食事指導やダイエットプランの設計など、薬の使用だけに頼らず生活習慣の改善を並行して支援してくれるため、リバウンド防止も期待できます。

おうちでクリニック

おうちでクリニックメディカルダイエットPR画像

画像引用:おうちでクリニック公式サイト

薬剤定期便月額
(1、3、6、12ヶ月ごと)
単月
ルセフィ2.5mg11,000円/月

※料金は税込みです。
※定期便は全プラン同一料金

おうちでクリニックは、その名の通り「自宅で完結する医療」を掲げるオンライン診療サービスで、ルセフィを処方しています。

シンプルな予約フローと料金設定と、副作用リスクに配慮した、薬剤師や看護師など医療スタッフのサポート体制が整っているのが特徴です。

メディカルダイエットを初めてする人でも安心して始められるオンライン医療の選択肢として注目されています。

まとめ — 各SGLT2阻害薬の特徴を理解して自分の希望に合う薬を見つけよう

SGLT2阻害薬は種類ごとに特徴が異なり、心臓や腎臓への保護効果を重視するのか、体重減少を優先するのか、副作用リスクを最小限に抑えたいのかによって選択が変わります。

オンライン診療を活用すれば、自分に合った薬を気軽に相談・入手可能です。公式サイト情報を確認しつつ、自分に合う薬を見極めましょう。

投稿者

  • lindo

    武蔵小杉コモンズでGLP-1領域の記事編集を行っています。メディカルダイエットのことでお悩みの方の役に立つ情報を提供できるよう日々尽力しています!クリニックや治療法などをお探しの方は是非、ごゆっくり見ていってください。

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